この記事では、「根暗」と「ネガティブ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「根暗」とは?
「ねくら」と読みます。
性格が根から暗いという意味です。
もともと、「根が明るい性格」という言い方はありました。
その後、根が暗い性格という言い方もするようになり、「根暗」という言葉が生まれました。
「根」という字は、根性や性根など、性格の根本的なものを表しています。
そこが暗いので、明るくふるまっている人でも、根が暗い場合には、根暗だと言うことがあります。
根暗な人の特徴としては、人と交流することを苦手とする性格や、一人でいることが好きな性格などがあります。
「根暗」の使い方
暗い性格の人に対して使用します。
明るい性格のように見せかけているが、実は暗い性格の場合にも使われます。
「根暗な人」のように使います。
または、「彼は根暗だ」というようにも使用します。
「ネクラ」と、カタカナで表記されることもあり、反対語は「ネアカ」です。
「ネガティブ」とは?
英語では、“negative”で、否定的なさま、消極的という意味があります。
「ネガティブな考え方」といった場合には、否定的に物事を見る考え方という意味になります。
「ネガティブ」の使い方
否定的な状況や、否定的な考え方、消極的な場面などで使用します。
「ネガティブなオーラを放っている」など、マイナスな影響力があるという意味で使うこともあります。
また、キャンペーンと組み合わせた「ネガティブキャンペーン」は、そのものの、悪い点などをクローズアップして宣伝するという意味です。
政治活動で、相手の政策上の欠点や人格を批判することや、ビジネスの場で、ライバルの商品の欠点などを強調することなどをします。
「根暗」と「ネガティブ」の違い
根が暗いという意味の「根暗」は、人の性格について触れる言葉です。
それに対し、「ネガティブ」は、否定的な、消極的なという意味なので、人に対して使うとは限りません。
また、「根暗」は、その人の性格の根っこが暗いことを指しているので、性格そのものについていう言葉です。
「ネガティブ」は、否定的な行動や、消極的な行動についていう場合が多く、人の性格自体を指すとは限りません。
「根暗」の例文
・『クラスでも根暗な人たちに囲まれて、つまらないランチになってしまった』
・『第一印象では、根暗な人だと思われてしまいますが、実は明るい性格です』
・『根暗で、自信が無いようにみえる異性が好きです』
・『根暗な性格を直して、高校デビューをしたい』
「ネガティブ」の例文
・『ネガティブ思考の友達が集まる飲み会では、愚痴合戦になってしまった』
・『ネガティブな人と、ポジティブな人は、永遠に分かり合えないのかもしれない』
・『友達の相談に乗っていたけれど、ネガティブなことばかりを言うので、嫌になってきてしまいました』
まとめ
「根暗」と「ネガティブ」は、同じような意味で使われることもありますし、違うところもあります。
違いを知って、役立ててください。