「根本的」
根本的という表現は物事が成り立つ「大元として」という意味を持っています。
形容動詞として使われており、物事が成り立っている基本的な様子を表します。
「根本的」の意味
物事の基本を表しており、例えば「根本的な問題」と言えば基本的な問題という意味になります。
「根本的な誤り」と言えば基本が間違っているということになり、ここが間違っていればどのような計画を立てたとしてもうまくいかないという意味になるのです。
「根本的」の言葉の使い方
根本というのは物語がそこから出発して成り立っている1番重要なところを指しており、根本的というのは物事の基本を表します。
例えば「根本的に間違っている」と言えば最初から間違っているという意味になり、「根本的に問題はそこでは無い」と言えばそもそも問題はそれではない、という意味になるのです。
日常的にも使える表現ですのでぜひ覚えておきたいものです。
「根本的」を使った例文・短文(解釈)
それならば、根本的という表現を使った文章にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは根本的という表現を使った例文をいくつか紹介します。
「根本的」の例文1
「彼は自分では問題を解決したつもりだったみたいだけど、根本的な問題はそこではないんだよね」
このような人は意外に多いのではないでしょうか。
問題を解決したつもりであったとしても、そもそも問題はそこでは無い、その人が解決したつもりの問題は重要な問題ではなく、それ以外に問題が転がっている、という場合にこの表現を使うことができます。
誰かに問題を指摘したにもかかわらず、その人が全く違うところを問題視していた場合、「根本的な問題はそこでは無い」ということができます。
「根本的」の例文2
「彼女はきれいになりたいと言って、美容の本を買いに行っていたよ。 根本的にそうじゃなくて、日常的に少し心がければいいだけなのに」
美容はすべての女性の関心の的ですよね。
しかし、いざきれいになりたいと思った時、一体何をしたら良いのか分からなくてつい美容院に行ってみたり、サロンに行ってみたり、お金をかける人もいるのではないでしょうか。
しかし、きれいになりたいと思うときにすべき事はお金をかけることではありません。
むしろ、日常的に野菜やたものを摂取してみたり水もたくさん飲んで便通を良くしたり、あるいは洗顔をしっかりしてみたりというだけでも違うのです。
日常的にできる事はたくさんあります。
「根本的」の例文3
「彼はおしゃれになりたいと言いながらセンスがないんだよ。 根本的に残念な人だ」
ファッションセンスは人それぞれですが、どうしてもそこまでファッションセンスがないという人もいますよね。
おしゃれになりたいと言いながらも自分の感覚でファッションを決めてしまうため、どうしても周りから絶句されてしまう人もいるものです。
そのような場合、どれだけ自分の判断でファッションを選んでも意味がありません。
自分にファッションセンスが無いのであれば、そもそもそのファッションセンスは役に立たないのです。
まず自分のファッションセンスを磨くところから始めなければいけません。
「根本的」の例文4
「あの家の女の子はとてもいい子だけど、どうやらお母さんじゃなくておばあちゃんが1日中面倒を見ているみたいだよ。 根本的にそれは問題があるよね」
最近は女性が社会で働くようになり、子供を保育園や実家に預けるという人も多いのではないでしょうか。
しかし、その一方でやはり子供は自分で育てるべきだという考えも広まっています。
あるいは必要な時は親に頼ったとしても、出来る限り自分で育てなければいけないという考えもあります。
確かに実家に頼りすぎてしまえばいざとなったときに自分で育てることができません。
自分なりに努力をすることも大切なのです。