「森林」と「草原」の違いとは?分かりやすく解釈

「森林」と「草原」の違いとは?違い

この記事では、「森林」「草原」の違いを分かりやすく説明していきます。

「森林」とは?

「森林」には、「木」という漢字がたくさん使われています。

そのことからもわかるように「森林」とは、木々がたくさんある場所を意味するものとなります。

その範囲は、とても広く木の高さも高く、いっぱいに生い茂っている場所が「森林」です。

木と木の間は近く、お互いの木の枝が絡み合うような状態で密集している「森林」

一見、見えている枝がどの木の枝なのかわからないほどです。

その結果、地上にまで太陽の光が届きにくく、「森林」の中は昼間でも薄暗い状態です。

そして、そのような「森林」には、様々な種類の木だけではなく、様々な動物。

様々な昆虫。

様々な菌類などが生存しています。

ただし、地上まで日の光が入りにくいことから光合成が必要な植物は育つことができないといった特徴もあります。

「森林」は英語で「Forest」です。


「森林」の使い方

「森林」を用いた言葉はたくさんあります。

「森林」を守ることを目的とした「森林組合」

「森林」の公園といった意味の「森林公園」

大切な「森林」を破壊するといった「森林破壊」

木々を切る「森林伐採」

そのほか、「森林管理」「森林資源」「森林浴」といった言葉もあります。


「草原」とは?

草に原っぱと書いて、「草原」

その漢字の意味通り、草が地面いっぱいに生い茂っている場所を「草原」と言います。

「草原」は、広い範囲に草が生い茂っている状態で木も生えているものの、さほど、数は多くなく、広い「草原」にポツポツをある程度です。

そのため、太陽の光は地面いっぱいに届き、草花が育ちやすい環境が整えられています。

ただし、「草原」の場合、多種多様な植物というよりも、同じ品種の草や植物が育っている場合が多くなります。

「草原」は英語で「prairie」です。

「草原」の使い方

「草原」には、様々な種類があります。

サバンナと呼ばれる「熱帯草原」

低温の地の「高山草原」

牧草地は「人口草原」と言われます。

「森林」と「草原」の違い

同じ自然あふれる場所としての共通点はあるものの、「森林」「草原」の特徴は大きく異なります。

「森林」の特徴は多くの木が生い茂っている状態だという点です。

それに比べ「草原」の特徴は、草が地面いっぱいに生い茂っている状態で、生い茂っているものが、木なのか、草なのか、といった違いがあります。

それにより、「森林」には地面にまで太陽の光が届きにくい特徴があり、草原には地面まで太陽の光が届くといった特徴があります。

以上のように「森林」「草原」は、育っている植物、太陽の光の届き方など、同じ自然でも全く異なった状態のものを示す言葉となります。

まとめ

以上のような違いがある「森林」「草原」

地球の陸地の1/3は「森林」となり、日本各地にも多くの「森林」が残っています。

そして、それら「森林」は各地で守られる、そんな場所となっています。

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