この記事では、「極真空手」と「伝統空手」の違いを分かりやすく説明していきます。
「極真空手」とは?
「極真空手(きょくしんからて)」とは、「フルコンタクトと呼ばれる直接打撃制(顔面攻撃はなし)の組手を採用している実戦をより想定した空手」のことです。
「極真空手」は、伝統空手よりも「型」のバリエーションは少なくてゆっくりとした重みのある動きを取り入れた空手ですが、「組手」では顔以外は打撃を当てて良いルールになっています。
「極真空手」は、伝説的な空手家・大山倍達(おおやまますたつ)が創設した空手の流派・団体で、実戦向きではない伝統空手の「寸止めルール」に異を唱えたとされています。
「伝統空手」とは?
「伝統空手(でんとうからて)」とは、「相手に打撃を当てない寸止めルールの組手を採用している、敵を倒す暴力ではない自己鍛錬・自衛の武道を重視した空手」のことです。
「伝統空手」は、「型」のバリエーションが多くてジャンプをしたりと動きも速いので、型の見栄えがする空手としての特徴を持っています。
また「伝統空手」は、新型コロナで延期されて2021年に実施予定となっている「東京五輪」からオリンピック種目にもなっています。
「極真空手」と「伝統空手」の違い!
「極真空手」と「伝統空手」の違いを、分かりやすく解説します。
「極真空手」と「伝統空手」はどちらも「空手の流派」ですが、「極真空手」というのは「伝説的な空手家・大山倍達が設立した空手の流派・団体で、伝統空手の実戦向きではない寸止めルールに異を唱えたもの」を意味している違いがあります。
「極真空手」は「フルコンタクトと呼ばれる直接打撃制」を採用していて、相手にダメージを与える打撃を繰り出すことができます。
しかし、「伝統空手」のほうは「空手は敵を倒すための武道ではない」との基本思想から、「相手に強い打撃を当てない寸止めルール(軽く当てても良いライトコンタクトルールはあります)」を採用している違いがあります。
また「伝統空手」のほうが「極真空手」よりも、「型のバリエーション・スピード・見栄えに力を入れている」という違いも指摘できます。
まとめ
「極真空手」と「伝統空手」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「極真空手」とは「フルコンタクトと呼ばれる直接打撃制(顔面なし)の組手を採用していて、伝統空手より型のバリエーションは少ない空手」を意味していて、「伝統空手」は「相手に打撃を強く当てない寸止めルールの組手を採用していて、型のバリエーションが多くて動きが速い空手」を意味している違いがあります。
「極真空手」と「伝統空手」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。