「楽」と「便利」の違いとは?分かりやすく解釈

「楽」と「便利」の違い違い

この記事では、「楽」「便利」の違いを分かりやすく説明していきます。

「楽」とは?

「楽」は音読みで(ラク)もしくは(ガク)と読みます。

訓読みは(たのしい/たのしむ)になります。

「楽する」などのように(ラク)と読む場合の意味は「苦しみや痛みがなくて心地よい/安心できる」「経済的に余裕があること」「簡単なこと」で、日常茶飯事に使われている言葉です。

特に「らくらく〇〇」など商品名に「楽」を親しみやすくした表現「らくらく」とつけるケースもあります。

似たような意味を持つ言葉には「快適」「簡単」「余裕」「ストレスフリー」などがあります。

また反対の意味を表す言葉には「苦しい」「大変」「難しい」などがあります。


「楽」の使い方

「楽」「楽する」「楽できる」などとの他に、親しみのできる表現の「楽チン」「らくらく」と使われることがあります。


「便利」とは?

「便利」は(べんり)と読みます。

意味は「都合が良い」「使い勝手が良い」「役に立つ」などで日常的に耳にする言葉です。

「買い物に便利」「持ち運びに便利」「いざという時に便利」など、よく商品のキャッチフレーズにはこの「便利」が使われています。

特に合理性を求められる現在では、「便利」であることは非常に重要視される傾向にあります。

「便利」と同じような意味を持つ言葉には、「都合良い」「重宝」「合理的」「機能的」などがあります。

また対義語は「不便」になります。

「便利」の使い方

「便利」は一般的に「便利な〇〇」「〇〇は便利だ」との形で使われます。

また英語では「convenient」(コンビニエント)で、この名詞形の「convinience」「コンビニエンスストア」つまり「コンビニ」です。

いつでも買い物できる便利なお店として、日本人の生活には欠かせないものとなっています。

「楽」と「便利」の違い

「楽」「便利」は似たような意味を持ちます。

しかし「楽」が心や身体がゆったりとして心地よい状態を示すのに対して、「便利」は勝手が良い、都合が良いという機能性や便宜性を表現します。

「楽」「便利」の関係は、「便利」で使い勝手が良いので「楽」 となります。

「楽」の例文

・『苦労ばかりで、いつになったら楽な生活ができるのか』
・『こんなに楽な仕事は、今までしたことがなかった』
・『薬のおかげで痛みも取れて、だいぶん楽になりました』
・『帰り道は弟が荷物を持ってくれたので楽チンだった』

「便利」の例文

・『どちらの方が便利かよく考えてみてから買おうと思う』
・『こんな便利な機能がついていたとは知らなかった』
・『ずいぶんと便利な世の中になったもんだ』
・『便利さばかりを追求して、大切なことを忘れている』

まとめ

「楽」「便利」は同じように使うこともできます。

例えば「便利」な機能があるので「楽」という場合です。

しかし実際には違う意味を持つので、上手に使い分けるようにしましょう。

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