「概念」と「意味」の違いとは?分かりやすく解釈

「概念」と「意味」の違い違い

この記事では、「概念」「意味」の違いを分かりやすく説明していきます。

「概念」とは?

「概念」「がいねん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ものごとの本筋の内容」という意味で、あるものごとが持っている全体に通じる内容のことを言います。

2つ目は「倫理学用語で、ものごとの本質的な考え方」という意味で、主な特徴をとらえて表現することを言います。

上記に共通するのは「全体に通じる内容」という意味です。

「概」「おおむね」とも読み、「全体ならして一様にすること」「表面に出るもの」という意味、「念」「思い」「考え」という意味、「概念」「全体的にならして考えること」になります」


「概念」の使い方

「概念」「ものごとのおおむねの内容」「倫理学用語で、ものごとの本質的な考え方」という意味で使われます。

名詞として使われたり、「~の性質がある」という意味の「的」を付けて「概念的」と使われたりします 基本的に、あるものごとに対して、はっきりと目で見えるものではなく、全体に通じる内容や考え方で判断する時に使われる言葉です。


「意味」とは?

「意味」の意味は以下の通りです。

1つ目は「言葉が示す内容」という意味で、あるものごとついて、言葉で表したものを言います。

2つ目は「ある表現や人の言動に含まれている内容」という意味で、直接言葉で言わずに、何らかの表現や言動で表現したものを言います。

3つ目は「ものごとの価値」という意味で、その人にとってどれだけ重要性が高いかということを言います。

上記に共通するのは「ものごとが示す内容」という意味です。

「意味」の使い方

「意味」「言葉が示す内容」「ある表現や人の言動に含まれている内容」「ものごとの価値」などの意味で使われます。

名詞として使われたり、名詞の下について「それに近いこと」という意味の「合い」を付けて「意味合い」と使われたり、俗語として「意味深(意味深長の略)」などと使われたりします。

基本的に、あるものごとが示す内容や価値について使われる言葉です。

「概念」と「意味」の違い

「概念」「全体に通じる内容や考え方で判断すること」という意味です。

「意味」「あるものごとが示す内容や価値」という意味です。

「概念」の例文

・『これは絵画という概念から外れた作品だ』

・『現代社会ではもはや結婚という概念にとらわれないカップルが増えている』

・『男女の役割という概念を超えて活躍する人になりたい』

・『彼らの活動は職業という概念にとらわれずにうらやましい』

「意味」の例文

・『仕事で分からない言葉の意味を調べておく』

・『英語の“take”には実に数多くの意味がある』

・『彼女は最後に意味ありげな微笑みを残して立ち去った』

・『外出自粛は全員が守らなければ意味がない』

まとめ

今回は「概念」「意味」について紹介しました。

「概念」「全体に共通する内容」「意味」「あるものごとが示す内容や価値」と覚えておきましょう。

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