この記事では、「欲しい」と「欲しがる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「欲しい」とは?
「欲しい(ほしい)」とは、「自分がある物を所有したいこと」や「自分がある相手・異性を独占したい、深い関係を持ちたいこと」を意味しています。
「欲しい」の表現は、基本的に「私・自分を主語とする一人称の欲求・願望」を言い表すニュアンスを持っているのです。
「欲しい」の使い方
「欲しい」は「私はレクサスの車が欲しい・私は彼女のことが欲しい」のように、「自分がある物・相手(異性)を手に入れたいという欲求・願望を持っていること」を意味して使うことができます。
「欲しい」の言葉の使い方は、「私・僕・俺・自分などの一人称を主語とする欲求・願望」について言及する時に使うという使い方になります。
「欲しがる」とは?
「欲しがる(ほしがる)」とは、「ある物を手に入れたいという欲求を持っているように見えること」や「ある相手(異性)を独占したい欲求があるような様子を見せること」を意味している表現です。
「欲しがる」の表現には、基本的に「第三者(彼・彼女などの誰か)を主語とする三人称の欲求・願望」について言及するニュアンスがあります。
「欲しがる」の接尾語の「がる」は、「話し手以外の人の欲求・願望(第三者がそのように見えるように振る舞う)」を示す意味合いを持っています。
「欲しがる」の使い方
「欲しがる」は「彼女がカバンを欲しがっていました・彼が恋人を欲しがる・子供がお菓子を欲しがる」のように、「自分以外の第三者が、ある物・相手(異性)を手に入れたいという欲求・願望を持っているように見えること」を意味して使用されています。
「欲しがる」の使い方は、「彼・彼女・子供・Aさんなどの三人称を主語とする欲求・願望」について述べる時に使うという使い方になります。
「欲しい」と「欲しがる」の違い!
「欲しい」と「欲しがる」の違いを、分かりやすく解説します。
「欲しい」と「欲しがる」はどちらも「ある物が欲しい欲求・願望」や「ある相手(異性)を手に入れたい欲求・願望」を意味している言葉ですが、それぞれの言葉になる「主語」に違いがあります。
「欲しい」の表現は「私は財布が欲しい・私は美しい彼女のことが欲しい」のように、「一人称(自分)を主語とする欲求・願望」について言いたい時に使われます。
一方で「欲しがる」という表現は「あの人はお金を欲しがっています・彼女は好きになれる彼氏を欲しがっています」のように、「三人称(自分以外の第三者)を主語とする欲求・願望」について述べたい場合に使用される用法上の違いがあるのです。
まとめ
「欲しい」と「欲しがる」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「欲しい」と「欲しがる」はどちらも「ある物・相手(異性)に対する欲求・願望」を意味している表現ですが、「欲しい」は主に「一人称(自分)を主語とする欲求・願望」について述べる時に使われ、「欲しがる」のほうは主に「三人称(自分以外の誰か)を主語とする欲求・願望」を表す時に使われる違いがあります。
「欲しい」と「欲しがる」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。