この記事では、「正反対」と「真逆」の違いを分かりやすく説明していきます。
「正反対」とは?
「正反対(せいはんたい)」とは、「全くの反対であること・完全に逆なさま」や「正の漢字で反対の意味を強めて表現している言葉」を意味しています。
「正反対」というのは、「真逆」という慣習的に普及した俗語が生まれる以前からある表現です。
例えば、「正反対の性格なので二人は合わない」や「この二つの商品は正反対の特徴を持っています」といった例文で使えます。
「真逆」とは?
「真逆(まぎゃく)」とは、「全く反対であること・正反対であること」を意味している俗語・口語(話し言葉)です。
「真逆」という言葉は元々あった言葉ではなく、テレビ番組(バラエティ番組)などで盛んに使われた影響で人口に膾炙したと考えられている俗語です。
そのため、「真逆という言葉は存在しない・真逆は正しい日本語ではない」という意見もありますが、現在では国語辞典にも俗語として項目が掲載されています。
例えば、「その夫婦は真逆の価値観を持っていてケンカが多かったのです」や「兄とは真逆の人生を生きてきました」などの文章で使用できます。
「真逆」を「まさか」と読む時には、「予期できない緊急事態」や「後に打ち消しの言葉を伴って、打ち消しの推量・不可能という気持ち」という別の意味になります。
「正反対」と「真逆」の違い!
「正反対」と「真逆」の違いを、分かりやすく解説します。
「正反対」と「真逆(まぎゃく)」はどちらも「ある物事と他の物事が全く反対であること」を意味していて、意味の違いはありませんが、元々の正しい日本語・言葉として存在していたのは「正反対」であるという違いはあります。
「正反対」に対して「真逆」のほうは、テレビのバラエティ番組などで使用されたことがきっかけとなり、「正反対」よりも後になって普及した言葉である違いを指摘できます。
その経緯から、「正反対」の意味で「真逆」という俗語を使うべきではないという考え方の人もいますが、現在では「真逆」は国語辞典にも掲載されています。
まとめ
「正反対」と「真逆」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「正反対」とは「全くの反対であること・完全に逆なこと・反対の意味を強めていう言葉」を意味していて、「真逆」は「正反対であること・正反対なさま・逆の意味を強調した俗語」「まさかで予期しない緊急事態、打ち消しの推量・不可能」を意味している違いがあります。
「正反対」と「真逆」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。