「正史」と「黒歴史」の違いとは?分かりやすく解釈

「正史」と「黒歴史」の違いとは?違い

この記事では、「正史」「黒歴史」の違いを分かりやすく説明していきます。

「正史」「黒歴史」という言葉には、どのような違いがあるでしょうか。

「正史」とは?

「正史」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「正史」「正史」と読みます。

「正史」「国家などが編纂した歴史」という意味があります。

また「中国で最も正当と認められた、古代から明代の歴史書」を指します。

「黒歴史」に対応するのは「国家が編纂した歴史」という意味になります。

日本では720年「日本書紀」「正史」の始まりとされていて、国ができたころから、聖徳太子の時代、奈良時代あたりまでの歴史が記載されています。

天武天皇が命じた、日本の国家が編纂した歴史が刻まれています。

「正史」に対応する言葉に「外史(がいし)」があります。

「外史」は、「朝廷などの命などによらず、個人、民間の資格で書いた歴史書」などを指します。

市井の人がまとめた歴史書や、ある武将の命によるような、偏った内容が見られる歴史書は、「外史」と呼ばれ、「正史」とは認められていません。

このことから、「天武天皇が命じた日本書紀は正史だが、それ以前の歴史書は正史とは呼べない」などという文章を書くことができます。


「黒歴史」とは?

「黒歴史」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「黒歴史」「くろれきし」と読みます。

「人には言えないような、過去の恥ずかしい言動、前歴」などを指します。

例えば、現在は正統派の俳優として活躍している人が、以前は宇宙から来たという触れ込みでアイドルなどをしていた場合は、「過去の恥ずかしい前歴」となり「アイドル時代は黒歴史だ」などと嘆くことになります。

一般人にも「黒歴史」は多く、例えば、ノストラダムスの大予言を信じていて、1999年で地球は終わると思い、そのように周囲の人に触れ回っていた人は、自分の恥ずかしい言動を「黒歴史」と思っているかもしれません。

また、今振り返ると、恥ずかしい服装やメイクをしていた過去や、ダメな男性を愛して、振り回されていたような個人的な歴史を振り返り、「黒歴史」と呼ぶことがあります。

「黒歴史を消したい」と嘆く人は多いのではないでしょうか。


「正史」と「黒歴史」の違い

「正史」「黒歴史」の違いを、分かりやすく解説します。

「正史」「国家などが編纂した歴史」という意味があり、天皇などが命じた正式に認められた歴史書などを意味します。

一方の「歴史書」「人に言えないような過去の恥ずかしい言動や前歴」を指します。

このように、二つの言葉には大きな違いがあり、「正史」が国で認められているような正式な歴史に対して、「黒歴史」は個人の恥ずかしい前歴を指す言葉になります。

まとめ

「正史」「黒歴史」の違いについて見てきました。

「正史」「黒歴史」という言葉には、大きな違いがありました。

二つの言葉の意味を知ることで、言い間違えることがなくなるのではないでしょうか。

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