この記事では、「歩合」と「インセンティブ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「歩合」とは?
「歩合」というのはどのようなものかというと仕事で歩合制を採用している会社で働いている時に仕事の成果に対してこれだけ支払ってくれるというものになります。
なので「歩合」というのは成果に関係なく一定の賃金が支払われる給料制とは違います。
働きに応じて毎月支払われる賃金に差が出るのが「歩合」です。
例えば1件契約が成立するごとにいくら賃金が上乗せされるという感じになります。
「インセンティブ」とは?
「インセンティブ」というのは意外と多くの人が「歩合」と同じようなものと思っているというがありますが、そうではないです。
「インセンティブ」は仕事に対して一定の成果を出した場合に賃金に上乗せをしてくれるというもので報奨金に当たります。
そのため「インセンティブ」は厳密には賃金に当たりません。
なぜなら、「インセンティブ」というのは仕事をしたから出るという性質のものではないからです。
あくまでこれだけ会社に貢献してくれたというご褒美的なものなので「インセンティブ」は賃金と考えるのは間違いです。
「歩合」と「インセンティブ」の違い
なんとなく「歩合」も「インセンティブ」も同じようなものと思われがちです。
ですが、実際は「歩合」と「インセンティブ」はかなり違ったものです。
それは歩合の場合はあくまで働きに対してしっかり支払われるのに対して「インセンティブ」の場合は働いた分に支払われるようなものではないです。
もちろん「インセンティブ」も働いた結果としてもらえるものですが、「歩合」とは大きく異なります。
「歩合」の場合はいくら1件仕事をする度に支払われていくものですが、「インセンティブ」はそのようなものではないです。
「インセンティブ」は「歩合」のように仕事をやる度に支払われる給料ではなく、頑張った者に対してご褒美を与える目的で存在します。
なので、「インセンティブ」と「歩合」では全くその性質が異なります。
まとめ
「歩合」は歩合給という言い方があるようにあくまでこれは給料形態の1つに過ぎないです。
多くは基本給に対して仕事を1件こなす度に給料が上乗せさせれるというものです。
それが「歩合」になります。
ですが、「インセンティブ」の場合はそうではないです。
いくら仕事をやったとしてもその会社で決めたノルマを達成していない社員に対しては「インセンティブ」はないです。
仕事をした分に対して払われる事になる「歩合」とは根本的に違います。
「インセンティブ」は仕事をしたから出るようなものではないです。
なので、「インセンティブ」がもらえる人とそうでない人が露骨に分けられる事になります。
ですが、それがある事で自分ももっと頑張って仕事をしようという気になれるという側面もあるので決して「インセンティブ」が悪いという事はないです。
実際「インセンティブ」があることで一層仕事にやる気を出す人もいるので、「インセンティブ」という報奨金制度があるのはそれなりに意味があります。