この記事では、「比較厨」の意味を分かりやすく説明していきます。
知らないネット語を、ひとつずつ覚えていきましょう。
「比較厨」とは?意味
比較厨(ひかくちゅう)とは、あれこれ比較する人のこと。
専門家ぶって「こっちは良いけど、こっちはダメだよ」と判定する人をあらわします。
自分のことは棚にあげて、批判的なコメントばかりしているので嫌われています。
そもそも「比較厨」という言葉は「比較する厨房」のこと。
厨房というと、一般的にはコックさんのいる調理場をあらわします。
ところがネットの厨房は料理とは、まったく関係がありません。
この場合の「厨房」とは「特定の分野で悪さをする厄介者」のこと。
迷惑ユーチューバーのように、わざと人の気を引くような問題発言をする人、トラブルメーカーを指しています。
自分のお気に入りは持ち上げるけれども、嫌いな物はとことん落とすのが「比較厨」の特徴です。
「比較厨」の概要
「比較厨」というのは、アイドルファンの間で生まれた言葉です。
推しの評価を上げたいがために、嫌いなアイドルの欠点をわざと言います。
自分の好きなアイドルを優位に立たせたいために、わざと周囲の悪口を言うのが「比較厨」のポイントです。
「比較厨」によって負の発言がつづくと、落とされた方のファンは非常に嫌な気分になります。
そのため比較厨が登場すると、掲示板が荒れてしまい、すさんだ空気になっていきます。
比較厨が生まれてしまう背景には、その人自身の自信のなさや劣等感も含まれています。
自分に恵まれた所がないと思っているからこそ、無意識のうちにランキングを付けて、周囲より勝ったような気分になっているのです。
比較厨を見かけたら、かわいそうな人、残念な人と諦めるのが一番です。
卑屈な気持ちがあるからこそ、がんばって強がって生きているのです。
「比較厨」の言葉の使い方や使われ方
「比較厨」はこのように用います。
・『先輩ってカラオケの選曲にうるさいよね。比較厨みたい』
・『掲示板を久しぶりに見たら、比較厨がウジャジウジャいて驚いた』
・『比較厨の兄に、アニメの話をされた。興味がないから疲れた』
比較厨とは、勝ち負けや優劣を付けたがる人のこと。
そのため悪口を言いたいシーンで用います。
ランク付けが癖になっている人を、批判する言葉です。
「比較厨」の類語や言いかえ
「比較厨」と同じような言葉に、次のフレーズがあります。
・評価厨
・厨二病
評価厨というのは、何でも点数をつけたがる人のこと。
「厨二病」は「中二病」をもじった言葉です。
大人なのに幼い人、思春期のように自己愛に満ちている人を指します。
こちらも、あまり良い意味では使われていません。
まとめ
「比較厨」の意味と使い方をおさらいしました。
「比較厨」とはアニメのキャラやアイドルの比較をしたがる人のこと。
比べたがり屋です。
お気に入りはひいきするけれど、嫌いな物はとことん落とすので嫌われています。