この記事では、「気宇壮大」【きうそうだい】の意味や使い方を分かりやすく説明していきます。
「気宇壮大」とは?意味
「気宇壮大」【きうそうだい】とは、人の心意気や発想が周囲の者よりも大きいという意味があります。
「気宇」は人の心の持ち方を表しており、心意気がとても雄大で、寛大な気持ちを持って人の失敗も受け入れられる器を持つ人に当てはまる言葉です。
このような人は月面着陸してみたい、無人島を買い、自分だけのリゾート地にしたいなど構想するものが人よりも桁外れに大きいのも特徴的で、このような「気宇壮大」な人は態度も立派で、人から信頼を集める人気者となり、なにかと話題を集めます。
「気宇壮大」の概要
気持ちが大きく、壮大な夢を持つ人を指す「気宇壮大」は、他人が発想できないようなとてつもなく大きい目標を掲げるのが特徴的です。
この「気宇壮大」という言葉は、物事に対しての心のあり方を表す「気宇」と、とてつもなく立派で大きい構想ができるさまを表す「壮大」の二つの文字を合わせた四字熟語です。
使われ方としては、「雄大な気宇を持つ男」や「壮大な計画を立てられる人」と言い、いかに人には真似できない度胸と素晴らしい発想ができる者かを表せます。
「気宇壮大」の言葉の使い方や使われ方
人並みはずれた構想を掲げ、よりハードルの高い目標を立てられる人に対して「気宇壮大」と使い、いかに立派な人格で、寛大な心を持っていて素敵だと褒め称える気持ちを伝えるときに使います。
大人で立派な人であると褒めて、相手をいかに尊敬してやまないかを伝えるときに使ったり、過去を振り返り、その者の行為が後世の者にどれだけの恩恵を与えたか多くの人に伝えるときは「気宇壮大な人物だった」と言います。
人だけではなく、人々に影響を与えた本や映画、アニメなどにも「あの作品は気宇壮大で素晴らしかった」と称えたり、自分の掲げた目標がいかに大きいかを表せる言葉です。
反対に、あまりにも手が届かないと感じてしまう目標を掲げる人がいたときはその愚かさに気づかせるために「現実にそわない気宇壮大な目標は一蹴される」と言い表します。
「気宇壮大」を使った例文
・『僕は子供の頃から海外で広大な土地を買い、牧場を営むという気宇壮大な夢を持っている』
・『複数の登場人物が思惑をぶつけ合うこの気宇壮大な長編映画は、多くの人々に影響を与えた』
・『平成の時代は、何億も稼ぐ気宇壮大なIT関連の実業家が現れては日本経済を動かした』
子供というものは、宇宙飛行士になりたい、ジェット機の操縦士になりたいなど大人から見るとかなり壮大な目標や夢を立てます。
そんな子供が大人になったとき、知識を活かしてIT関連の実業家になり、日本の経済を動かすこともありますし、別の者は人々を感動させ、大きな夢を与える壮大な内容の長編映画を作るなどして社会経済を動かすこともあるのです。
まとめ
本当に凄いと思うような壮大な夢を語り、実行しようと考える人を「気宇壮大」と言い表します。
人間であれば誰でも大きな目標を持ち、夢を実現するために交合して、前に突き進むことはとても大切なことですので、少し無理かなと思っても、壮大な目標を掲げることで人はやる気を持って行動し、努力を惜しまない人になるでしょう。