「決定」と「決断」の違いとは?分かりやすく解釈

「決定」と「決断」の違い違い

この記事では、「決定」「決断」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

それでは「決定」の意味から取り上げてみましょう。

「決定」とは?

最初に「決定」の意味をご説明致します。

「決定」(けってい)とは、対象とされる事柄を、確実に決めることです。

または、明確に決まるさまを表している言葉となります。

そして、裁判所において行われる裁判で、判決を伴わない場合にも使われます。


「決断」とは?

次に「決断」の意味を解説していきます。

「決断」(けつだん)の場合は、自らの意志を持って、良い結果になるか、そうではない結果になるかなどを踏まえて、決定することを指しております。


「決定」と「決断」の違いとは?

ここでは「決定」「決断」の違いを取り上げてみましょう。

「決定」とは、取り扱われる物事の内容を、きっぱりと決めたり、決まることを指しているのです。

裁判においては、判決が伴わないときにも使います。

「決断」の場合は、重要な局面に際して、良い結果になるか、そうではないのかなどを踏まえ、自分の意志で決めることです。

前者は日常でも使う頻度はかなり高いでしょうが、後者の場合は重要な部分で使われることが多いのです。

「決定」と「決断」の使い方の違い

この項目においては、「決定」「決断」の使い方の違いを説明します。

「決定」を使うときは、何かを決めるときや、決まった際に使うことが一般的です。

「決断」を使う場合は、重要なことを決めるにあたって、自分の意志を明確にして決める際に使っていくものになります。

それぞれの使い方を書いていきましょう。

前者の使い方
「新機種を生産することに決定したらしい」
「この決定は覆らないのだ」
後者の使い方
「長官の決断に従うまでです」
「決断するには、様々なバランスなどを考慮する必要があります」

「決定」を使った例文

ここでは「決定」を使った例文を書いていきます。

・『彼を係長にすることを、決定しました』
・『運動会が25日に行われることが、決定しています』
・『こちらに決定権があるので、決定させてもらいます』
・『裁判によって決定したことです』
・『決定通知書を郵送しましたので、ご確認ください』

「決断」を使った例文

最後の項目においては、「決断」を使った例文を書きます。

・『男ならば決断を迫られるときが、あるものなのです』
・『決断できない人は、優柔不断なのだろう』
・『決断力と判断力がない人は、何をやってもダメだろう』
・『課長の決断は英断と言っても過言ではないと思います』
・『決断するときは、少なからず緊張するものだが、上に立っている者の宿命でもあるのだ』

まとめ

まとめとして「決定」とは、対象とされる物事の内訳などを、確実に決めることや決まることを指しております。

また、裁判においては判決が伴わない場合にも、使われる言葉となります。

そして、「決断」の場合は、重要な局面において、どのような結果になるかなどを踏まえて、自分の意志で決定することを指しているのです。

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