「淡々と」と「粛々と」の違いとは?分かりやすく解釈

「淡々と」と「粛々と」の違い違い

この記事では、「淡々と」「粛々と」の違いを分かりやすく説明していきます。

「淡々と」とは?

「淡々と」には2つの意味があります。

一つは、態度や動作にしつこいところやこだわりがないさまです。

「淡々と語る」のような使い方をします。

たとえば、今の気持ちを語るとき、感情が高ぶっていると激しい話し方になってしまいがちです。

話し方に抑揚が大きかったり、身振り手振りを交えたりなどすることでしょう。

そして、話しが長くもなりやすいです。

この様子は「淡々と」が意味しているものではありません。

気持ちを語るときに、感情をあまり見せず、あっさりとした態度をとることもできます。

話し方の抑揚が少なく、必要なことだけを簡単に話し、身振り手振りはほとんどまじえない、こういった態度です。

何かにこだわっているさまはみられません。

このようなさまを「淡々と語る」といいます。

もう一つの意味は、水が静かに揺れ動くさまです。

急斜面の川は水の流れが速いです。

これは「淡々と」が意味するものではありません。

斜面が緩やかなところだと、水の流れは静かで動きはゆるやかです。

このようなさまを指しています。


「淡々と」の使い方

態度や動作について使用されることが多いです。

あっさりしていて、何かに気持ちをとらわれることのないさまをいいます。


「粛々と」とは?

重々しくいかめしいさまや、堂々とおごそかに物事を行うさまです。

法事のことで考えてみます。

法事の席では、黒い服を着た人たちが集まり、ピンクや赤など明るい色の服を着た人が集まるパーティーとは全く雰囲気が違います。

僧侶が読経をしている間は、話してはいけない雰囲気が漂います。

また、この場では笑ってはいけない気持ちにもさせられます。

このさまは、おごそかといえるでしょう。

「粛々と」は、おごそかなさまを意味しています。

法事がおごそかに行われることを「粛々と執り行う」と表現できます。

「粛々と」の使い方

おごそかなさまを指して使用する言葉です。

重々しさやいかめしさがある場面で使用されます。

「淡々と」と「粛々と」の違い

「淡々と」は、あっさりしていて何かにとらわれることのないさまを指しています。

「粛々と」は、おごそかなさまを指しています。

「淡々と進める」「粛々と進める」のように同じような使い方をすることがありますが、前者はこだわりがないという点に重きを置いており、後者はおごそかにという点に重きを置いています。

「淡々と」の例文

・『淡々と準備が進められる』
・『淡々とベンチに帰っていく』
・『何があっても淡々としている』
・『淡々と作業をこなす』

「粛々と」の例文

・『粛々と執り行う』
・『粛々と準備を進める』
・『粛々と祭りを行う』
・『粛々とした雰囲気』

まとめ

同じような事柄に使われることがある2つの言葉ですが、意味は異なります。

一方は動作や態度にこだわりがないさま、もう一方はおごそかなさまを指しています。

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