「満足」と「納得」の違いとは?分かりやすく解釈

「満足」と「納得」の違いとは?違い

この記事では、「満足」「納得」の違いを分かりやすく説明していきます。

「満足」とは?

「満足」には、「満ちる」という漢字が用いられています。

その漢字の通り、不平不満がないこと、心が満ち足りることを意味する「満足」

そのほか、十分、申し分がない、といった意味も「満足」にはあります。

数字で表せば「満足」は100%の状態です。

100%満ち足りた状態が「満足」となります。

「満足」には、「十分」「パーフェクト」「充実」「申し分なく」「完璧」などといった類語があり、対義語は「不満足」です。

また、「満足」は英語で「Great stay」です。


「満足」の使い方

「満足」は、「満足する」「満足できる」「満足できない」などといった表現方法があり、また、「大満足」「満足な答え」「満足度」「満足感」などといった言葉もあります。


「納得」とは?

他人の考えや行動などにおいて十分に理解し得心することを意味する「納得」

他人の考えや行動、意見などにおいて、自分自身もその通りだと思うことを意味する言葉です。

この場合、多少、自分の考えとは異なる場合も多く、それでも、十分に理解することができれば「納得」となります。

そのため、「納得」は、決して100%理解した、共感した、というものではない場合も含まれます。

「納得」には、「理解」「同意」「承知」「合意」「了解」などといった類語があり、英語では、「consent」です。

「納得」の使い方

「納得」は、「納得する」「納得できない」「納得いかない」などといった表現方法があり、また、「納得ずく」といった言葉もあります。

「満足」と「納得」の違い

「満足」「納得」では、同じ内容に対してでも、その度合いが異なります。

「満足」の場合、十分という意味があり、数字で言えば100%理解したことを意味します。

一方、「納得」の場合は、受け入れられる程度となり、相手の意見などに対し、許容範囲であるといった意味となります。

そのため、数字で言えば、決して100%の状態ではありません。

「満足」の例文

・『顧客満足度ナンバーワンを目指し、今日もサービス向上に向け努力しております。』

・『今の自由気ままな独身生活に満足しているようでは、まだ、結婚は無理ですね。』

・『どれだけ話し合っても、私が満足できる答えを彼らか得ることはできませんでした。』

・『最近、何をしても満足感を得ることができない。』

「納得」の例文

・『私が納得できるまで彼は私に理由を説明してくれました。』

・『今回のテストの結果に納得できません。』

・『私は、どんなものでも自分が納得できなければ、その商品を購入することはありません。』

・『夫に今回の件においては、無理矢理に納得させられたような気がします。』

まとめ

以上のように「満足」「納得」とでは、その度合いが異なります。

そのため、どの程度、理解することができたのかなどを踏まえた使い分けが必要です。

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