「無い物ねだり」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「無い物ねだり」とは?意味と使い方

この記事では、「ないものねだり」の意味を分かりやすく説明していきます。

「ないものねだり」とは?意味

その場所にはないもの、実現できないことや物を欲しがることを指し、家にケーキがないのにケーキを欲しがるなどという場合でもないものねだりになり、200万円で1000km走る電気自動車が欲しいなどという現時点で存在していないものを欲しがることもないものねだりと言えます。

ものとは言っていますが、機械を使わず空を飛べるようになりたいということもないものねだりと広い範囲ではとらえることができるでしょう。

ねだりという要素があるため、一定の欲しいと思わせる要素がないとないものねだりという言葉として成立し得ないとも言え、木ネジのない家で「木ネジが欲しい」などと言っても突拍子もない発言であるという向きが強いと言えるでしょう。


「ないものねだり」の概要

ないものねだりは言葉として応用が効き、「清廉潔白な政党同士が先に向かった議論を日々繰り返すのはないものねだりだろうか」など、質量を持つものではないことを指しても使うことができ、実現不可能なことを指すことができるため、暗喩的、「そんな事はできないだろうが」というような含みを持った使い方ができます。

その場にないものを欲しがるということもないものねだりの定義となっているため、乾物屋に居てキャベツが欲しいということもないものねだりと言えなくはありません。

厳密な基準のある言葉ではありませんがどの程度ねだる要素があるか、生活感が滲んでいないか、ただ便利なだけではないかあたりがないものねだりという言葉の判定の基準になっているとも言えます。

そこから、ケーキを無い物ねだりするというのは一定の華がある食べ物であり、記念日などに食べるものということでないものねだりとなりえますが、家にもやしがないときにもやしがないとねだるというケースはその人がよほど好物でもない限りはないものねだりとまでは言えずただ要求しているだけとも取れます。


「ないものねだり」の言葉の使い方や使われ方

「最近はプラモデルの入荷が少ないため、どの店に行ってもないものねだりをしている状況になってしまう」「そんなに人気のなかった車の中古車を探しているため、色や装備を言い出すとないものねだりになる」「空を飛ぶ車というのはないものねだりになるのだろうか」などの使い方ができ、現実に存在するもの、現実離れしているもの両方で使うことができます。

「ないものねだり」の類語や言いかえ

自分のものではないものが優れてほしいものに感じる 「隣の芝は青い」、無いものを欲しがる、無理な注文などが類語としてあげられます。

まとめ

ないものねだりは非常に使える範囲が広い言葉ですが、欲しいと思わせる、華がある、日常よりは非現実に近いなどの要素が必要になっているとも言えます。

国や文化によってもないものねだりにするものは変わると言えるでしょう。

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