「物欲」と「所有欲」の違いとは?分かりやすく解釈

「物欲」と「所有欲」の違い違い

この記事では、「物欲」「所有欲」の違いを分かりやすく説明していきます。

「物欲」とは?

「物欲」とは、お金や品物に対する欲望という意味になります。

またお金や物に対する執着とも言えます。

「物欲が強い」「物欲にとらわれる」と言えば、あれが欲しい、これが欲しい、お金がもっと欲しいといったように欲深い人という印象になります。

一方で「物欲がない」と言えば、物に執着せず、お金をあまりかけない生き方をする人といった印象となるでしょうか。

ほどほどの「物欲」があることで、働いたり、貯金に励むことに意欲的になれますが、「物欲」に支配されますと、借金を作ったり、人間関係が壊れたりする原因ともなります。


「所有欲」とは?

「所有欲」とは、自分の物として持ちたいという思いのことを言います。

例えば、商品を買って自分の物にしたいということや、種類が違う物を全部集めたいといった気持ちを「所有欲をかき立てる」「コンプリートすることで、所有欲が満たされる」「彼女に対して所有欲がわく」などと、言い表します。

人間は「物」ではありませんので「所有」することはできません。

この場合は「恋人関係になる」「結婚する」といったように相手を独占するといった意味合いに解釈します。


「物欲」と「所有欲」の違い!

「物欲」「所有欲」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも人間に備わっている欲という共通点があります。

「物欲」とは物やお金に対する欲のことを言います。

「物欲」といった言葉だけではいい意味も悪い意味もありませんが「物欲が強い」「物欲の塊」などと言いますと「欲張り」という意味になりますので悪い意味です。

一方「所有欲」とは、自分の物として持ちたいという欲のことを言います。

例えば図書館で借りて本を読むのではなく、自分の持ち物にして自宅の本棚に並べておきたいという思いが「所有欲」と言えるでしょう。

まとめますと「物欲とは物、お金に対する欲望、執着」「所有欲とは自分の物として持ちたい欲望」となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「物欲」「所有欲」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

似たような印象を受けますが、意味としては違いますので、正しく理解して使い分けるようにしましょう。

違い
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