「独自の観点」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「独自の観点」について

独自の観点(どくじのかんてん)は、よくも悪くも使える言葉です。

また、それが面白いといった使い方をされることもあります。

「独自の観点」の意味とは

独自の観点とは、その人「独特の物事の見方」のことです。

これがいい意味になるのか悪い意味になるのかは、その内容次第だと言えるでしょう。

自分のそれだと使う場合には、「独自の観点で考えると〜」などという形になり、人のそれだと使う時には、「それは独自の観点だよね」といったように、それだと確認する形で使うことが多いです。

「独自の観点」の言葉の使い方

独自の観点は、それがどのようなものなのかによって、使い方が多少異なります。

単に「自分の考え」だと言いたい時には、「私の独自の観点では〜」といった形になり、多少特殊な考えだというニュアンスをもたせたい場合には、「あくまで独自の観点だけど〜」とすれば、そのように伝わります。

人に対して使う場合にも、それがあまりよくないと思えば、「独自の観点過ぎる」という使い方ができ、面白いと思った場合、そのまま”面白い独自の観点だ”のような使い方をしてください。

「独自の観点」を使った例文

独自の観点を使った例文です。

自分のそれと言っている例と、誰かのそれに対して使っている例です。

「独自の観点」の例文1

「俺の独自の観点だが、これでは余計な飾り付けが多い気がする」

何かの飾りに対して、自分が考えるには余計な部分が多いと言っています。

この言葉での「観点」とは、「考え方」という意味ですが、使い方によっては「視点」と捉えても構いません。

この例文は、その例だと言えるでしょう。

「独自の観点」の例文2

「独自の観点で見たままを話して欲しい」

「観点」という言葉から、この「見た」(見る)と付けて使うことも多い言葉です。

言葉こそ「見た」と言っていますが、このように使う場合に「”考え」という意味まで含まれています。

よって、このように問い掛けた相手独自の意見や考え方を聞きたいと言っている使い方で、「独自の観点で考えたまま〜」とした場合も解釈は全く一緒です。

「独自の観点」の例文3

「それは、さすがに独自の観点が強過ぎる気がする」

この使い方では、多少偏っているなどという悪い意味になっていると考えていいでしょう。

いい意味で使われる時には、「なかなかの独自の観点だ」などと、それが決して悪くないという文脈にして使います。

「独自の観点」の英語と解釈

独自の観点は、英語では“point of view」と表記します。

「中立ではない観点」という意味になり、それが「独自の観点」なので、この表現でいいでしょう。

“one’s point of view”とすると、誰かの「独自の観点」と使えます。

“one’s”には、自分から“my”、彼なら“his”、彼女なら”her”といった各人称代名詞の所有格が入ります。

“your point of view”で、「貴方の独自の観点」になります。

「独自の観点」の類語や類義表現

独自の観点と似た意味の言葉や表現です。

どれも似たような言葉なので、すぐにそれと分かるでしょう。

「ユニークな観点」(ゆにーくなかんてん)

ユニークという言葉は、「面白い」と解釈されることがありますが、本来は「(その人)固有の」という意味の言葉です。

その為、個性が強い意見や考え方だと思った時に、それを指して使われることが多いです(多少、先に書いた「ユニーク」の間違った使い方での意味が含まれていると考えてください)。

「独特の見解」(どくとくのけんかい)

これも、その人独特の意見や考え方という意味で使います。

「見解」なので、「考え方」という意味が強くなりますが、見た感じがどうだという解釈で使っても構いません。

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