この記事では、「現物取引」と「信用取引」の違いを分かりやすく説明していきます。
「現物取引」とは?
「現物取引(げんぶつとりひき)」とは、「株式投資において自分の保有資金の範囲内で売買する取引」のことを意味しています。
「現物取引」では、自分が持っている資金の範囲内で株を買って、できるだけ高値で売るという投資方法になります。
そのため、「現物取引」には「自分の保有資金以上の損失が生まれるリスク」はないのです。
「信用取引」とは?
「信用取引(しんようとりひき)」とは、「一定の証拠金を入れた上で、証券会社からお金・株券を借りて、保有資金以上の株の売買ができる取引」のことを意味しています。
「信用取引」では、「高値で借りた株を売って安値で買い戻す(借りた株を返却する)空売り」をすることができます。
しかし、「信用取引」における「空売り」は、株価が上がる時の上限がないため(思惑通りにいつか下がるとは限らないため)、「保有資金以上の損失がでる可能性があるハイリスクな取引」です。
「現物取引」と「信用取引」の違い!
「現物取引」と「信用取引」の違いを、分かりやすく解説します。
「現物取引」も「信用取引」も「株式投資の取引(売買)の方法」を意味しているということでは同じですが、「現物取引」は「自分の保有資金の範囲内で株・外貨などを売買する取引」のことを意味しています。
「現物取引」に対して「信用取引」というのは、「はじめに一定の証拠金を入れて、証券会社からお金・株券を借りる形で保有資金以上の金額の株を売買する取引」を意味している基本的な違いがあります。
そのため、「現物取引」では「保有資金を失う以上のリスク」はありませんが、「信用取引」では「保有資金以上の借金を背負うリスク」がある違いがあるのです。
また「現物取引」では「空売り(株を借りて高く売ってから安く買い戻そうとする取引)」はできませんが、「信用取引」では「空売り」ができます。
まとめ
「現物取引」と「信用取引」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「現物取引」とは「株式投資で自分の保有資金の範囲内で売買する取引」「市場で実物を売買する取引」を意味していて、「信用取引」は「証券会社からお金あるいは株券を借りて保有資金以上の規模で株式を売買できる取引・現物取引ではできない空売りができる取引」を意味している違いがあります。
「現物取引」と「信用取引」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。