「盛る」と「嘘」の違いとは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「盛る」と「嘘」の違いとは?違い

この記事では、「盛る」「嘘」の違いを分かりやすく説明していきます。

「盛る」とは?

「さかる」「もる」と読みますが、ここでは「もる」と読んだときの意味を解説します。

「盛る」には7つの意味があります。

1つめは、形のある食べものを容器に入れて満たすです。

空っぽのお茶碗があります。

ここに炊いたご飯を入れて、お茶碗を満たします。

このような行為をいいます。

「満たす」なので、底が見えるほどのわずかな量だけを入れることではなく、たっぷりと入れることを意味していることになります。

2つめは、高く積み上げるです。

リンゴやミカンなどの果物は、ピラミッドのように高く積み重ねていくことができます。

どんどんと重ねて高くすることを「盛る」といいます。

3つめは、薬剤を混ぜ合わせることです。

とくに毒を飲ませることをいいます。

4つめは、ある事柄の中に別のものを入れることです。

「宣言に環境への取り組みを盛る」のような使い方をします。

この場合は、ある宣言の中に、別の事柄である環境への取り組みを入れているという意味になります。

5つめは、はかりや物差しなどに、重さや長さなどのしるしをつけるです。

6つめは、化粧を濃くする、大げさにいうです。

必要以上にファンデーションをつけることを「ファンデーションを盛る」といいます。

このような状態にとき、厚化粧になります。

7つめは、酒を飲ませるです。


「盛る」の使い方

食べものを入れて容器を満たす、積んで高くするという意味で使うことが多くあります。

容器を満たすという意味では、固形の食べものを入れて満たすことを指して使用するのが一般的です。


「嘘」とは?

「嘘」には3つの意味があります。

1つめは、事実でないこと。

本当ではないことを本当だと思い込ませるために言う、事実とは違う言葉です。

テーブルの上に1枚のクッキーがあったとします。

これは、母が後で食べようと思っていたものです。

このクッキーを子どもが食べてしまいました。

母が帰宅したとき、テーブルの上にあったはずのクッキーがないことに気がつき、子どもにどうしたのか聞いてみました。

子どもは「猫が食べた」といいます。

自分が食べたのに本当のことはいわず、事実とは違うことを言っています。

この言葉が「嘘」です。

2つめの意味は、正しくないことです。

間違っているという意味になります。

3つめは、適切ではないことです。

ある目的や状況などにぴったりとあてはまらないという意味になります。

「嘘」の使い方

事実とは違うことを事実だと思わせようとしていう言葉の意味で使うことが多いです。

「盛る」と「嘘」の違い

「盛る」の意味にある大げさに言うが、「嘘」の意味に似ていますが、同じことではありません。

「嘘」は騙そうとして行うものですが、「盛る」は騙そうという意図はありません。

「盛る」の例文

・『ご飯を茶碗に盛る』

「嘘」の例文

・『嘘つき呼ばわりするな』

まとめ

「盛る」の大げさに言うという意味と「嘘」の意味は似ているように感じますが、騙そうとしているのか、していないのかという点に違いがあります。

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