この記事では、「盛ん」と「盛大」の違いを分かりやすく説明していきます。
「盛ん」とは?
「盛ん」は「さかん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「勢いがある様子」という意味で、活力があって威勢のいい様子を言います。
2つめは「人が最も元気で充実している時期」という意味で、気力・体力共に十分で、満ち足りた気持ちになれる時期のことを言います。
3つ目は「大いにもりあがっている様子」という意味で、それに関して広く積極的に行われている様子を言います。
4つ目は「熱心に何度も行われる様子」という意味で、皆がやる気になって繰り返し行われる様子を言います。
上記に共通するは「勢いがある」という意味です。
「盛ん」の使い方
「盛ん」は「勢いがある様子」「人が最も元気で充実している時期」「大いにもりあがっている様子」「熱心に何度も行われる様子」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「盛んだ・である」と使われたり、形容詞として「盛んな」と使われたり、副詞として「盛んに」と使われたりします。
基本的に、勢いがあり、積極的に何度も繰り返し行われる様子に使われる言葉です。
「盛大」とは?
「盛大」は「せいだい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目が「集会やイベントなどが大人数で豪華な様子」という意味で、その時に催されたイベントに、大勢の人が参加してにぎわっている様子を言います。
2つ目は「事業や組織などが立派で大規模なこと」という意味で、規模が大きくて人々に注目される様子を言います。
上記に共通するのが「度合いが大きい」という意味です。
「盛大」の使い方
「盛大」は「集会やイベントなどが大人数で豪華な様子」「事業や組織などが立派で大規模なこと」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「盛大だ・である」と使われたり、形容詞として「盛大な」と使われたり、副詞として「盛大に」と使われたりします。
基本的に、規模が大きくて豪華な様子に使われる言葉です。
「盛ん」と「盛大」の違い
「盛ん」は「勢いがあり、積極的に何度も繰り返し行われる様子」という意味です。
「盛大」は「規模が大きくて豪華な様子」という意味です。
「盛ん」の例文
・『観客席から選手に向かって盛んな声援が送られていた』
・『スポーツの盛んな学校とPRしていたので訪問してみた』
・『彼は血気盛んだが、実は正義感の強い若者だ』
・『コロナ対策について、有識者により盛んな意見交換が行われた』
「盛大」の例文
・『今までにないくらい盛大な結婚式だった』
・『政治家が盛大な食事会を開いて問題になった』
・『豪華客船では毎晩盛大なパーティーが開かれている』
・『どうぞ新郎・新婦を盛大な拍手でお迎え下さい』
まとめ
今回は「盛ん」と「盛大」について紹介しました。
「盛ん」は「勢いがあり積極的」、「盛大」は「規模が大きくて豪華」と覚えておきましょう。