この記事では、「等しい」と「同じ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「等しい」とは?
「等しい(ひとしい)」とは、「細かい単位で変化する数字・分量・位置などに違いがないこと」や「数・量・位置などにズレがなくて同じであること」を意味している言葉です。
「等しい」の表現には、「比較可能な二つ以上のものの間にズレや違いがないさま・二つ以上のものが一致しているさま」というニュアンスもあります。
例えば、「この二つの方程式の解答は等しい」や「あなたのネガティブな考え方は、はじめから諦めているに等しいのです」といった例文で使われます。
「同じ」とは?
「同じ(おなじ)」とは、「二つあるいは二つ以上のものにズレ・違いがなくて一致していること」を意味している言葉です。
「同じ」という表現は特に、「形態・外見(見た目)がほぼ一致していてズレがないこと」や「本質的な内容・要素に目立った違いがないさま」を意味しています。
例えば、「デザインは違いますが二つの商品の機能は同じです」や「同じアジア人であっても、国・民族による価値観の違いは大きいのです」といった文章で使用することができます。
「等しい」と「同じ」の違い!
「等しい」と「同じ」の違いを、分かりやすく解説します。
「等しい」も「同じ」も「二つあるいは二つ以上のものに違いがないさま」を意味しているということでは似ていますが、「等しい」は「同じ」よりも「微妙な単位で変わることがある数・量・位置などに違いがないこと」に意味の重点が置かれている違いがあります。
例えば、「二つの数式の答えが等しい」と表現するほうが「二つの数式の答えは同じ」と表現するよりも、「答えの数字に違いがない・数字が完全に一致している」というニュアンスが強くなる違いを指摘できます。
「等しい」に対して「同じ」のほうは、「本質的な部分・要素において違いがないこと」や「形・見た目がほぼ一致していること」に意味の重点が置かれている違いを指摘できます。
まとめ
「等しい」と「同じ」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「等しい」とは「変化する数・量・位置などに差(ズレ)がないこと」を意味していて、「同じ」は「形態・本質・価値観などに違い(差異)がないこと」を意味している違いがあります。
「等しい」と「同じ」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。