この記事では、「結果」と「結論」の違いを分かりやすく説明していきます。
「結果」とは?
主に結末を意味する「結果」。
ものごとや原因などから発生した結末を「結果」と言います。
また、その「結果」には、良いことを含むことが多く、何かしたことで、その結末に優れた成績を残すことができたこと、成果を出すことができたことを意味することもあります。
ただし、必ずしも良いことだけに用いられるということではなく、悪い結末になった場合でも「結果」を用いることとなります。
「結果」の使い方
以上の意味から、「結果」を用いた言葉はたくさんあります。
「テストの結果」、「実験の結果」、「投票の結果」、「努力の結果」、「結果論」、「結果オーライ」、「結果重視」、「優れた結果」、「試合の結果」、「最終結果」、「結果発表」、「当然の結果」、「検査結果」、「結果報告」などとなります。
「結論」とは?
過程として、考え、論じ、そして、最終的に下された判断を「結論」と言います。
そのため、テーマやプロセスから論理的に考えた判断や結果を意味するものとなります。
また、「結論」には、優れていなければいけないということもありません。
どのような判断であっても、例え、それが間違っている場合でも、決められたテーマなどに対し考え、論じた結果であれば、それが「結論」です。
「結論」の使い方
「結論から話すと」、「結論から言えば」、「結論に至る」、「結論を出す」などといった形で使用されています。
「結果」と「結論」の違い
「結果」と「結論」には、以上のような違いがあります。
「結果」の場合は、ものごとや行動などから起きた結末を意味しますが、「結論」の場合は、「結論」に至るまでに、考え、論じる、といった過程を必ず踏まえる必要がります。
その点において、大きな違いがある「結果」と「結論」です。
「結果」の例文
・『その顔は悪い結果でしたか。お母さんはあなたの顔を見て、とても、不安です。』
・『努力したおかげで、テストで満足できる結果を残すことができました。』
・『子供には、結果を重視するのではなく、その過程も重視できる人になってほしい。』
・『明日までの実験結果をまとめなければいけない。』
「結論」の例文
・『メンバーと何度も話し合い、最終的に解散とういう結論に至りました。』
・『結論から言えば、先生は、君がその高校に合格することは難しいと考えています。』
・『高校卒業後の進路について、結論に至るまで、時間をかけ何度も何度も親と話し合いました。』
・『子供の進学先を決める際、何度話し合っても結論を出すことができませんでした。』
まとめ
結末を意味するものとしては、同じ「結果」と「結論」。
ただし、そこまでに行くまでの過程に大きな違いがあり、その点に注意した使い分けが必要だということが、以上の「結果」と「結論」の違いから分かることができます。
そのため、「結果」と「結論」には、正しい使い分けが求められることとなります。