生きていると「絶望」したり、「失望」したりすることがあります。
この記事では、「絶望」と「失望」の違いを分かりやすく説明していきます。
「絶望」とは?
「絶望」とは、希望を失うことです。
希望には、あることが現実になるように願うことという意味があります。
「望」という漢字は、ねがう、まちのぞむという意味を持っています。
「絶」という漢字には、たえる、とぎれるという意味があります。
つまり、「絶望」は、願っていたことが断たれてしまうこと、待ち望んでいたことが断たれてしまうことという意味になります。
人によって「絶望」するときは違いますが、難病になったとき、失恋したとき、リストラされたときなどに「絶望」を感じる人が少なくないようです。
主に自分自身に対して使われます。
「失望」とは?
「失望」とは、期待がはずれてがっかりすることや、そのさまのことです。
期待していたような価値がないとわかったという意味を含みます。
「失」という漢字には、うしなう、なくすという意味があります。
他人に対しても自分に対しても使える言葉で、他人に対しては「君には失望したよ」といった使い方ができ、自分に対しては「こんな自分に失望した」といった使い方ができます。
「絶望」と「失望」の違い
どちらも何かを失うことという意味が含まれています。
「絶望」が失うものは希望です。
願っていたものが失われてしまうようなことを意味しています。
「失望」が失うのは期待です。
価値がなかったとわかるという意味が含まれていて、「絶望」よりもがっかり度が低いです。
「絶望」の場合は、がっかりよりももっと程度が大きくあります。
まとめ
どちらも何かを失っていますが、何を失っているのか意味するものが違う言葉です。