この記事では、「緊迫状態」の意味を分かりやすく説明していきます。
「緊迫状態」とは?意味
差し迫った状態という意味です。
「緊迫」には、緊張した状態という意味があります。
非常に切迫している状態をいいます。
たとえば、ある国とある国が今にも戦争を起こしそうな状態だったとします。
どちらの国も、「戦争が起こるのではないか」と緊張をした状態です。
戦争が起これば多くの人が犠牲になる可能性があり、できれば避けたいものです。
そのため、のんびりなどしていられず、非常に緊張した状態になります。
このような状態が「緊迫」が意味するものです。
「状態」は、人や物のそのときのありさまです。
その時々で変わる、人や物のようすを意味しています。
つまり「緊迫状態」とは、非常に緊張したありさまを指していることになります。
「緊迫状態」の概要
日本に住んでいて、日常このような状態になることはほとんどありません。
しかし、海外ではこのような状態が続いていることがあります。
隣接する国同士の仲が悪い場合、どちらの国も今にも攻撃をしそうな状態である場合が少なくありません。
どちらが先に攻撃をしかけるのか、非常に緊張した状態です。
そこで暮らしている一般の人たちは、のんびりと暮らしてなどいられないことでしょう。
このような状態にいる人は、非常に苦しい思いをしていることが予想されます。
日本では日常、このような状態になることが少ないのですが、プロスポーツの世界では、この状態になることがあります。
たとえば、プロ野球で、9回の裏、両チーム同点、満塁といった状態のとき、球場は「緊迫状態」になります。
1回ヒットを打たれれば、そのチームが勝つことになります。
防衛をしている側は、何としても点を取られないようにしようと、非常に緊張をします。
そして、攻撃をしている方は、何としても点を取ろうと緊張した状態になります。
選手の状態が観客にも伝わり、球場全体が「緊迫状態」になるのです。
この場合は、隣国同士が争いを起こしそうだといった状態とは違い、試合が終われば普段通りの生活が待っています。
「緊迫状態」といっても、戦が起こりそうな場合の緊張した状態と、スポーツでの緊張した状態では、まったく状況が違うのです。
「緊迫状態」の言葉の使い方や使われ方
非常に高い緊張状態を指して使用する言葉です。
情勢について使われることが多くあります。
日常会話で使われることは少なく、公の場で使われています。
「緊迫状態」の類語や言いかえ
「切迫した状態」が似たような意味を持つ言葉です。
切迫には、逃げ場のない追い詰められた状態になるという意味があります。
ぎりぎりの状態を指しています。
事態や経営状況などについて使う言葉です。
まとめ
普段生活をしていて、非常に緊張した状態になることは少ないため、この言葉を使うことは少ないことでしょう。
しかし、他国ではこの状態になっている国もあります。