この記事では、「羽」と「匹」の違いを分かりやすく説明していきます。
「羽」とは?
「羽(わ)」とは、「ニワトリ・スズメ・インコのような鳥類(羽を持つ恒温動物)に分類される動物の数を数える時の単位」や「ウサギの数を数える時の単位」を意味しています。
基本的に鳥類に分類される鳥であれば、「一羽・二羽・三羽……」と数えることができるのですが、例外として「飛ぶことができない鳥類・鳥」に関しては「匹・頭」で数えても良いというルールもあります。
「飛ぶことができない鳥類・鳥(匹・頭で数えても良い鳥)」としては、「ペンギン・ダチョウ・エミュー・ヒクイドリ」などを想定することができます。
例外的にウサギを「羽」で数える理由としては、「獣肉食が禁止されていた江戸時代に、ウサギを羽と数えて鳥類の仲間に見せかけることで、庶民がウサギを食べられるようにしたため」と考えられています。
「匹」とは?
「匹(ひき)」とは、「犬・猫・ネズミなどの人間よりも小さなサイズの動物の数を数える時の単位」を意味しています。
「匹」と同じく、動物の数を数える時の単位として「頭(とう)」がありますが、「匹」と「頭」の違いは「動物の体の大きさ」になります。
「頭」はライオンやゾウなどのように「人間よりも大きなサイズの動物の数を数える時の単位」で、「人間が抱き抱えられないくらいの大きさの動物」に対して用います。
ウサギも人間より小さくて抱き抱えられるので「匹」と数えるように思えますが、ウサギだけは例外的に鳥類と同じ「羽」で数えます。
「羽」と「匹」の違い!
「羽」と「匹」の違いを、分かりやすく解説します。
「羽」と「匹」はどちらも「動物の個体数を数える時の単位」という意味では共通していますが、「羽」というのは「鳥類に分類される羽を持った鳥やウサギを数える時の単位」を意味しています。
「羽」に対して「匹」というのは、「犬・猫・タヌキなどの人間よりも小さなサイズの動物の数を数える時の単位」を意味しているという違いを指摘できます。
まとめ
「羽」と「匹」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「羽」とは「鳥類に分類される鳥やウサギの数を数える時の単位」を意味していて、「匹」は「人間よりも小さなサイズの動物の数を数える時の単位」のことを意味している違いがあります。
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