この記事では、「老害」と「若年性老害」の違いを分かりやすく説明していきます。
「老害」とは?
「老害」の意味と使い方について紹介します。
「老害」の意味
「老害」は「ろうがい」と読みます。
意味は「企業や政党などで、中心となる人が、高齢化しても実権を握り続けて、世代交代がスムーズに出来ない状態」です。
「老害」の使い方
「老害」は、企業や政党などで、指導的立場の人が高齢になっても実権を握り続けて、組織の若返りが行われない状態のことを言います。
シニア層の人達がいつまでも若い人たちにあれこれと口出しをして、昔のままのやり方や、自分が慣れているやり方を押し付けている状態です。
「老害」は、定年制度がない政治家の世界でよく聞かれる言葉ですが、一般企業でも使われます。
役職を持っているシニア層が、いつまでも実務に携わり、現在では通用しない様な古いやり方を押し付ける時に使われることが多くなります。
「若年性老害」とは?
「若年性老害」の意味と使い方について紹介します。
「若年性老害」の意味
「若年性老害」は「じゃくねんせいろうがい」と読みます。
意味は、「若い世代で自分が身にけた知識や技術を絶対だと思い、後輩に強制的に踏襲させたり、他人の意見に耳を貸さないこと」です。
「若年性老害」の使い方
「若年性老害」は、まだ年齢が若いにもかかわらず、後輩やアルバイトなどを見下す人のことを言います。
たまたまその年に採用された人数が少なく出世が早かった場合や、20代でベンチャー企業を立ち上げてそこそこ成功して10年程経った場合などに見られます。
20代の頃の成功体験や、苦労話などをしたがり、後輩に説教することもあります。
また、パソコンの操作にも詳しいことから、後輩のパソコン作業に細かく口出しして、自分がこうと思うフォーマットに仕上がるまでやり直しさせるなどがあります。
「老害」と「若年性老害」の違い!
「老害」は「企業や政党などで中心となる人が、高齢化しても実権を握り続けている状態」です。
「若年性老害」は「若い世代で自分が絶対だと思い、後輩を見下すこと」です。
まとめ
今回は「老害」と「若年性老害」の違いをお伝えしました。
「老害はシニア層による害」、「若年性老害は若い世代による害」と覚えておきましょう。