「老害キャラ」とは?意味や使い方、例文や概要

「老害キャラ」とは?新語・ネット用語

この記事では、「老害キャラ」の意味を分かりやすく説明していきます。

「老害キャラ」とは?意味

「老害」とは、組織や社会で影響力の強い高齢者が、その言動から疎まれる事を指したり、また傍若無人な振る舞いによって年下の若者等に必要以上の負担や迷惑をかけている高齢者の言動を指す言葉です。

また「キャラ」「キャラクター」の略語で性格や人格や、その人の持ち味を意味する言葉です。

従って「老害キャラ」とは、上記の「老害」といわれる言動を前面に出す傾向の強い性向を持つ高齢者を意味する新語と言えます。


「老害キャラ」の概要

「老害」という言葉は、元々は組織の世代交代・新陳代謝を阻む高齢者層といった意味が主流で、組織の活性化を阻害している点を課題視した言葉として使われていました。

しかし最近では、高齢者には頑固でキレやすい傾向がある事から、世間や社会において、迷惑な振る舞いをする場合が見受けられ、こうした老人の迷惑な言動を指す意味で多く使用されるようになっています。

「老害キャラ」は後者の世間や社会に迷惑な言動を行う性向の強い老人を主に指す新語として、多く使われるようになっています。

「老害」をもう少し詳しく見ると、以下の5つの弊害に集約できると言われています。

まず第1に、頭が固くて自説を曲げない点があります。

第2には、いわゆる沸点が低くて、すぐにキレて怒り出すと言う点があります。

そして第3には、話が長く、かつ何度も同じ話を繰り返す傾向が強い事が上げられます。

また第4点としては、自説を曲げないだけでなく、その自分の価値観を無理やり他人に押しける点もあります。

さらに第5には、普段は自分が偉いという振舞をしながら、困った事態になると、「高齢者だから、、、」と高齢であることを言い訳に使うと言った点が上げられます。

こうした傾向は、高齢者になると誰しもが持ちやすい特徴的傾向ですが、一般的には笑って済ませられるケースが大部分です。

しかし中には、それが顕著で、世間や社会に迷惑を掛けるレベルの人をいて、それを「老害キャラ」と呼んでいるのです。

また狭義の意味では、「老害的」発言をする事で、耳目を集める事をキャラとしているタレント等を指す言葉として使われています。

「老害キャラ」のこれまでの説明では、高齢者にこの特徴が強いとして来ましたが、必ずしも高齢者だけでなく、40代や50代の中年にもこうした「老害キャラ」を持つ人も少なくありません。

「老害」は老人のみに限った事でない点を認識し、そうした迷惑を掛ける中高年にならないように努力したいものだと言えます。


「老害キャラ」の言葉の使い方や使われ方

「老害キャラ」の言葉の使い方としては、『ワンマン社長の老害キャラには辟易とする。』や『あのタレントは、あえて老害キャラを打ち出す事で復活を果たした。』

「老害キャラ」の類語や言いかえ

「老害キャラ」にピタッと来る類語や言い換えはありませんが、あえて表現するなら「老人の弊害の典型的な人」や、迷惑の内容によっては「すぐにキレる高齢者」「老いの繰り言」等が近いでしょう。

まとめ

「老害」という言葉は、元々は組織の世代交代・新陳代謝を阻む高齢者層といった意味で使われていました。

しかし最近では、高齢者には頑固でキレやすい傾向がある事から、世間や社会において、迷惑な振る舞いをすることがあり、こうした老人の迷惑な言動を指す意味で、使用される事が増えています。

後者の意味の「老害」の性向が強い中高年者を指し、「老害キャラ」という新語で表現されています。