「脅威」の意味
「脅威」とは不安、恐れを感じることという意味があります。
「脅威」の読み方
「脅威」の読み方は、「きょうい」になります。
「脅威」の表現の使い方
「脅威」を使った表現を紹介します。
「脅威」とは、不安や恐れを感じるという意味ですから相手に対して「脅威を与える」と言えば、相手の立場を危なくさせる、不安にさせるような言動をするということに使います。
「彼の存在自体が、上司にとっては脅威だ」などと言いますのは、仕事などで優秀な人がいることで自分の立場が危ないという意味になるのです。
一方で、自分側が他の存在から不安や恐れを与えられることを「脅威を感じる」と表現することもあります。
仕事で上司からプレッシャーをかけられる、苦手な人から個人的に追い詰められるといったことも「脅威」という言葉で表現することができます。
「脅威」を使った例文と意味を解釈
「脅威」を使った例文とその意味を解釈していきます。
「脅威」を使った例文1
「注意してからも、付きまとっているような気がするし、彼の存在は彼女に脅威を与えている」
ストーカーのような付きまとい行為は、不安、恐れを非常に感じさせるものです。
本人に悪気がなくても、積極的すぎる振舞いは相手を怯えさせるだけなのです。
そのようなことを「脅威を与えている」と表現します。
「脅威」を使った例文2
「このところ、彼女が急成長したので正直脅威を感じる」
例文のように、相手が急に能力を高めてくることは自分が追い付かれて、追い越されてしまうのではないかという不安を感じるものです。
追い越されてしまえば自分の今の立場が危うくなるという思いを「脅威を感じる」と言うのです。
「脅威」の類語や類義語
「脅威」の類語や類義語を紹介します。
「恫喝」【どうかつ】
「恫喝」とは、相手を脅して自分の思い通りに物事を運ぼうとすることを言います。
「今まで、恫喝して押さえつけていたわけだがその悪事がばれた以上今後はできないだろう」「上司から恫喝されたが俺は負けない」「あなたのように、人に恫喝を加えるのは悪いことです」などと使います。
「怖気」【おじけ】
「怖気」とは怖いと思う気持ち、恐怖心という意味になります。
「今になって怖気づいたか」「よく考えてみて失敗したらどうしようと怖気がついたのだろう」という風に使います。
「威嚇」【いかく】
「威嚇」とは相手を脅かす、脅しつけるという意味になります。
「うちの猫は知らない人に威嚇するタイプだ」「力で威嚇するのはどうかと思う」「威嚇射撃」などと使います。