この記事では、「膝に矢を受けてしまってな」【ひざにやをうけてしまってな】の意味や使い方、例文の意味を分かりやすく説明していきます。
「膝に矢を受けてしまってな」とは?意味
「膝に矢を受けてしまってな」とは、「The Elder Scrolls V:Skyrim」に登場する衛兵が放つ台詞の一つです。
このロールプレイングゲームに登場する衛兵は勇ましい冒険家でしたが、膝に矢をもろに受けたため今では思うように長旅には出かけられないで悲しいと思う衛兵が無念の気持ちを伝えるために放ちます。
この衛兵たちは全員が膝に矢を受けて現役から引退し、今では冒険することもなく静かに過ごしている人ばかりです。
みんな膝に矢が刺さることはないだろうという言葉が話題を呼び、2011年には世界でこの台詞が広まりました。
「膝に矢を受けてしまってな」の概要
PRGに登場するモブキャラに心が残るような台詞を持たせるのはこのゲームだけではなく、作品のディレクターであるドット・ハワードは衛兵に言葉を放つように開発したと語ります。
何百にものぼる衛兵の台詞でも、どうしてこんなに注目されたか制作スタッフを驚かせました。
“Twitter”(ツイッター)では多くの人に知れ渡ることになり、すでにこの言葉がハッシュタグ化されて使われているほど人気があります。
この台詞が海外のパロディにも使われるようになるなどかなり流行し、元ネタに関係なくいろいろな場面で使われるようになったためゲーマーの間では知らない人はいないほどの台詞となったのです。
「膝に矢を受けてしまってな」の言葉の使い方や使われ方
片方の膝に矢を受けてしまって負傷したとき、両足で立てない状況はプロポーズする意味にもなり、膝に矢を受けたために立っていられず、片膝を地面につけて座る姿勢はまるで彼女にプロポーズする場面に似ているため、告白するときにも使われています。
「スイートロールをもろに膝に矢を受けてしまってな」と衛兵の台詞と混ぜて使うときもあれば、「誰かが膝に矢を受けたのか」と聞くときにも使われています。
活発に動いていた若い頃を懐かしむときを想像して、今の自分は老いてしまったため元気に動けないという状態を伝えるときにも使います。
「膝に矢を受けてしまってな」を使った例文(使用例)
・『お前のように毎日現場で働いていたが膝に矢を受けてしまってな。今は現場仕事をやめたよ』
・『昔は毎日のように遊んでいたが、膝に矢を受けてしまってな。家に引きこもるようになった』
・『自分の身代わりになってくれた親友が膝に矢を受けてしまってな、今でも罪悪感を感じるんだ』
膝が良い状態であったときは毎日現場できびきびと働いていましたが、膝に矢を受けてしまったため思い通りに動けないという人がつらい胸の打ちを明かします。
膝に矢を受けてしまってからは家に引きこもり、絶望感に打ちひしがれる人もいれば、自分の身代わりとなり、膝に怪我した人のことを思い出すとつらいという気持ちを表す人もいます。
まとめ
年をとると膝を痛める人は増えますが、キビキビと動けた若い頃を思い出して懐かしむこの衛兵も元気だった時のことを思いだし、「膝に矢を受けてしまってな」と悲しくなる気持ちを人に伝えます。
この台詞を話す場面をニコニコ動画でいつでも視聴できますので、観てみるといいでしょう。