「自明の理」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「自明の理」とは?意味と使い方

この記事では、「自明の理」の意味を分かりやすく説明していきます。

「自明の理」にはどのような意味があり、どのような使われ方をするでしょうか。

「自明の理」とは?意味

「自明の理」「じめいのり」と読みます。

「自明の理」は、「あれこれ説明する必要のない明白な道理」という意味があります。

それ自身で明らかな論理という場合は、「自明の理」と呼びます。

「自明(じめい)」には、「特に証明をしなくても明らかなこと。

分かり切っていること」
という意味があります。

一方で、「道理」には、「物事の正しい筋道。

人として行うべき正しい道」
という意味があります。

そのため、特に証明する必要がないような、物事の正しい筋道や、人としての行いのことを、「自明の理」と呼びます。


「自明の理」の概要

「自明の理」は、説明が不要なくらい、当たり前だと思えるような筋道や、人としての行いのことを意味します。

例えば、人としてどのような行いをすべきなのか、迷うような場面があるかもしれません。

しかし、「この場面ではこうするのが正しい」と明らかにわかるような場面もあります。

このように、この場ではこう振舞うのが正しいと決まっているような場合、「自明の理」という言葉を使うことができます。

同じように、人として間違っている行為であることが、誰の目にも明らかな場合があります。

このような場面でも、「自明の理」という言葉を使うことができます。


「自明の理」の言葉の使い方や使われ方

「自明の理」は、説明不要なほど、明らかな論理、人としての正しい筋道などを意味する言葉になります。

例えば、人を殺してはいけないということは、説明をするまでもないような、道理となります。

このような場合、「人を殺してはいけないのは、自明の理だ」という文章にできます。

また、ビジネスシーンでも、「自明の理」を使うことがあります。

例えば、同じ部署のメンバーが、いがみ合うよりも、協力し合う方が、良い仕事ができるのは、説明不要なほど明らかだと考えることができます。

このような場合は、「チームワークが仕事に不可欠なのは、自明の理である」などという文章を作ることができます。

「自明の理」の類語や言いかえ

「自明の理」の類語に、「火を見るより明らか(ひをみるよりあきらか)」があります。

「火を見るよりも明らか」には、「燃えている火を見れば、誰でもそれが火だと分かるが、それと同じくらい明らかなこと」という意味があります。

例えば、不倫をしてしまえば、その後、社会的信用を失ったり、家族仲が悪くなることは、明らかと言えるのではないでしょうか。

このような場合は、「不倫をして不幸になるのは、火を見るよりも明らかだ」などという文章を作ることができます。

まとめ

「自明の理」という言葉について見てきました。

何かの論理や筋道が、説明する必要がないほど明らかなときに、「自明の理」という言葉を使ってみてはいかがでしょうか。

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