「落とし込む」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「落とし込む」とは?意味と使い方

上司がよくつかう言葉には、難しい表現もあります。

この記事では、「落とし込む」の意味を分かりやすく説明していきます。

正しい内容を理解して、ビジネスの場に役立てていきましょう。

「落とし込む」とは?意味

落とし込むとは、盛り込むこと。

ビジネスでは「反映させる」という意味合いでつかいます。

思い浮かんだアイデアを、製品作りや企画書に適用させるときに用います。

曖昧なものを、目に見えるものに移し替える作業が「落とし込む」です。

落とし込むは「空中にふわふわ浮かんでいる物体を地面に落としてみて、性能のいい車やロケットにしていく」というようなイメージの言葉です。

そのためアイデアを形にするとき、机上の空論を理論に変換させていくとき「落とし込む」というフレーズは用いられます。

仕事では「誰の目にも分かる形で発表すること・意見を出すこと」が強く求められます。

そのため不確かなもの、アバウトなものは、早い段階で「確実なもの・正確なもの」にまとめていく必要があります。

不確かなものを、確かなものにする作業が「落とし込む」です。


「落とし込む」の概要

落とし込むは「落ちる」「込む」が組み合わさった言葉です。

「落ちる」「落」には、物事が収まりのいい場所に落ちつくという意味もあります。

不安定なものが、安定していくことが「落ちる」です。

そして「込む」には「細かいところまで、行き届かせる」という意味があります。

つまり「落とし込む」とは、不安定だったものを安定させて、アラがないように工夫をこらすこと。

創意工夫をして、落ちついた物をつくることが「落とし込む」です。

単なる「やっつけ仕事」ではないのが、本来の落とし込むになります。


「落とし込む」の言葉の使い方や使われ方

落とし込むはビジネスの場で、このように用いられます。

・上司から取引先の要望を、明日までに提案書に落とし込むように指示を受けた。

・クライアントのアイデアを、さっそくデザイン画に落とし込んでみた。

・新しい機能が追加されたため、プログラムに落とし込む作業をおこなった。

職種によって異なるものの「落とし込む」は反映させる、適合させるという意味合いで用いられます。

指示された形に「当てはめること」、それが落とし込みの作業になります。

「落とし込む」の類語や言いかえ

落とし込むは次のようなフレーズに、言いかえられます。

・実行する
・実用化させる
・反映する
・まとめる
・整える
落とし込むとは、次のステップに移行すること。

企画書やプレゼンの資料、提案書やプログラムなど、落とし込む内容はそのシーンによって変わってきます。

オフィスではよく使われる表現なので、覚えておいて損のないフレーズです。

まとめ

「落とし込む」の意味や正しい使い方をチェックしました。

「落とし込む」とは、反映させること。

形のないものを、形あるものに移行するときに用います。

聞きなれないと難しく感じますが「当てはめること」と覚えておけば、大抵の場合は乗り切れます。

ビジネス語を正しくマスターして、フレッシャーズの自信をつけていきましょう。

意味と使い方
意味解説辞典