「蜜月関係」とは?意味や使い方、例文や意味を解釈

「蜜月関係」とは?意味と使い方

この記事では、「蜜月関係」の意味を分かりやすく説明していきます。

「蜜月関係」とは?意味

「蜜月」の読みは「みつげつ」で、その意味は 結婚して間もない期間を指すものです。

またそこから転じて、友人や国などの関係が良好な状態や期間を表現する意味でも使われます。

従って、「蜜月関係」とは、新婚期間の様な甘い関係や、両者や両国が親密な関係を保っている状態である事を意味する言葉となります。


「蜜月関係」の概要

「蜜月」の語源は、多くの方が想像されている、英語の「honeymoon(ハネムーン)」をそのまま日本語に訳したものだと一般的には言われています。

しかし、この英語の「honeymoon」の語源は余り知られていません。

実は古代から中世にかけてのヨーロッパでは、結婚後一ヶ月間は蜂蜜酒を飲んで精力をつけ、ひたすら子作りに励むという風習があったそうで、ここから結婚後の1か月程度の期間を「honeymoon」と表現するようになったのが、その由来とされているのです。

夫婦であっても「蜜月関係」を経て、何年か後に関係が悪くなり、離婚に至る事もあります。

ましてや、友人関係や国の関係においては、「蜜月関係」と言っても、その時々の利害関係が一致している事で、その状態であるだけで、少し利害関係が崩れると、「蜜月関係」は簡単に崩れる可能性がある場合もあります。

従って、「蜜月関係」は一般的にはポジティブな意味で使われますが、その表現の中に簡単に崩れ去るかもしれないと言うネガティブな意味を込めて使われる事も少なくありません。

特に企業間や国家間の関係では、ネガティブな意味を込めて使われる事が多いと言えます。

こうしたニュアンスは、前後の文脈等から把握する必要があると言えます。


「蜜月関係」の言葉の使い方や使われ方

「蜜月関係」は『あのご夫婦は、本当に仲良しで、何年たっても蜜月関係でうらやましいです。』や『社長がA社の社長と、仕事だけでなく接待ゴルフ等で蜜月関係を構築した結果、この大きなプロジェクトの獲得に成功したのです、』や『中国とロシアは、対アメリカ関係で利害が一致した時だけ蜜月関係となる事を繰り返して来た。』の様に使われます。

「蜜月関係」の類語や言いかえ

「蜜月関係」の類語や言い換えとしては、「相思相愛の関係」「両想いの関係」「親密な関係」や、少しフランクな表現では「ラブラブな関係」などが上げられます。

まとめ

「蜜月関係」「蜜月」の読みは「みつげつ」で、「みつづき」ではありません。

読み間違えないように注意したいものです。

そして「蜜月関係」の意味は、新婚期間の様な甘い関係や、両者や両国が親密な関係を保っている状態である事を意味する言葉です。

「蜜月関係」は永遠に続くものではなく、特に企業間や国家間では、利害が合致している時は「蜜月関係」であっても、利害関係が合致しなくなると簡単に崩れ去るものであると言えます。

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