「複数日」と「数日」の違いとは?分かりやすく解釈

「複数日」と「数日」の違い違い

この記事では、「複数日」「数日」の違いを分かりやすく説明していきます。

「複数日」とは?

「複数日(ふくすうじつ)」とは、「一日ではなく複数の日にち」を意味しています。

「複数日」という言葉には、「一日だけではなく二~三日あるいは三~五日程度の複数の日にちの範囲」を指し示すニュアンスがあります。

ただし「複数日」は国語辞典などの項目などには掲載されておらず、書面などで慣習的・字義的に使用されている熟語になります。


「複数日」の使い方

「複数日」という言い方の使い方は、「一日だけではない何日かにわたる日にちの期間」の意味で使う使い方になります。

例えば、「商品がご自宅に届くまでに複数日かかりますので、ご理解をよろしくお願いいたします」などの例文などで使うことが可能です。


「数日」とは?

「数日(すうじつ)」とは、「明確に特定できない複数の日にち・それほど長くはない複数の日にち」を意味している言葉です。

「数日」という表現には、「一日ではないが、二~三日あるいは三~四日程度の比較的短い日にちの期間」を指し示すニュアンスが備わっています。

「数日」の使い方

「数日」という表現は「数日の間に、新商品が入荷する予定になっております」の文章で使えるように、「一日ではない複数の日にち・おおむね二~三日あるいは三~四日程度の日にちの期間」の意味で使うという使い方になります。

例えば、「数日くらいなら書類の提出が遅れても問題ありません」「数日中には、料金の支払いができますので少し待って頂けませんか」といった文章で使うことができるのです。

「複数日」と「数日」の違い!

「複数日」「数日」の違いを、分かりやすく解説します。

「複数日」「数日」はどちらも「一日ではない何日かに及ぶ複数の日にちの期間」という同じ意味を持っていますが、「複数日」という表現は「数日」と比較すると話し言葉(口語)ではほとんど使われていない違いがあります。

「数日」は話し言葉(口語)だけではなく書き言葉(文語)でも多く使われていますが、「複数日」のほうは契約書・説明書などの書面(書類)で書き言葉(文語)として使われることがほとんどなのです。

また言葉の持っている語感・ニュアンスとして、「複数日」「数日」を比較した場合には、「複数日」のほうが「数日」よりも「指し示す日にちの範囲・期間が長い」というのも異なる点として挙げられます。

「数日」という場合には大体「二~三日程度」のイメージで受け取られることが多いのですが、「複数日」というと「二~三日よりはやや長い期間(一週間までにはならないが三~五日程度の範囲まで含む期間)」のニュアンスを持っているのです。

まとめ

「複数日」「数日」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「複数日」「数日」はどちらも「一日ではない複数の日にちの期間」を意味していますが、「数日」のほうが「より一般的な言い方」で、「複数日よりも指示する日にちの範囲が短い(約二~三日のニュアンス)」という違いがあります。

「複数日」「数日」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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