この記事では、「見様見真似」の意味を分かりやすく説明していきます。
「見様見真似」とは?意味
人がやるところをみて、そのまねをすることです。
まねとは、まねることで、他の人や物と同じようにすることを意味します。
たとえば、ある人が右手をあげたら、自分も右手をあげるといったようなものです。
これがまねです。
「見様見真似」が意味する人がやるところとは、右手をあげるなど簡単なことではなく、自分がやったことがない動作を人がやっているところ、といった意味になります。
「見様見真似」の概要
はじめてのことは、どうやったらいいのかわからないことがあります。
そんなとき、人がやるところをみて、まねをします。
それが「見様見真似」です。
ハンバーグをナイフを使って切ることで説明をします。
小さな子どもは、ナイフやフォークをうまく使うことができないので、ハンバーグを食べるときには親が一口大に切ることでしょう。
しかし、ある程度の年齢になると自分でやってみたくなります。
やってみたいものの、どうすればうまく切ることができるのかわかりません。
親が言葉で説明してくれても、それをうまく理解することができません。
親も子どもと同様にハンバーグを食べています。
親は上手にナイフとフォークを使って切っています。
片方の手でフォークを持って、それでハンバーグを押さえ、もう片方の手でナイフを持って、それを動かして肉を切ります。
この行動を見て、子どもも同じような動きをしてみました。
このさまが、この言葉が意味するものです。
もしも、親がハンバーグを食べるときに箸を使っていて、箸で切って口に運んでいて、それを見た子どもが同じような動きをした場合も、この言葉が意味するものです。
手に持っているものがナイフ・フォークなのか、箸なのかという問題ではなく、人がやっているところをみて、そのやっている人と同じようなことをするのを「見様見真似」といいます。
大人でも人の様子をみて何かをすることがあります。
たとえば、入ったことがないカフェだと、どうやって注文をするのか、食べたものは自分で片付けるのかなどが、わからないことがあります。
そんなとき、周囲の人の様子を見て、それにならって自分も行動をします。
「見様見真似」の言葉の使い方や使われ方
人がやっているところを見て、それと同じようなことをする場合を指して使用します。
ふざけてまねをすることではなく、やり方がわからないのでまねをするといった場合をいいます。
人がやっているところを見ずに何かをすること、人がやっているところを見ていても、それとは別の行為をすることには使用しません。
「見様見真似」の類語や言いかえ
「まねてみる」が似た意味の言葉です。
人がやっている形と同じようにするという意味です。
まとめ
はじめてのことは、どうやったらいいのかわかりません。
そんなときには、人がやっている姿を見るのが役に立ちます。
それと同じように何かをやってみることが、この言葉が意味するものです。