この記事では、「言いづらい」と「言いにくい」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
それでは「言いづらい」から見ていきましょう。
「言いづらい」とは?
最初に「言いづらい」の意味をご説明致します。
「言いづらい」とは、相手に対して物事を伝える際に、辛さなどが自分に伴ってしまうことを表しております。
「言いにくい」とは?
次に「言いにくい」の意味を解説していきます。
「言いにくい」の場合は、対象になる内容を、口に出すことが、躊躇いの気持ちが生じることです。
また、発音が難しい言葉などにも、この表現を用いることがあります。
「言いづらい」と「言いにくい」の違いとは?
ここでは「言いづらい」と「言いにくい」の違いを取り上げてみましょう。
「言いづらい」の場合は、相手に伝える内容そのものが、自分にとっても辛いことです。
場合によっては、相手にも辛さを伴うことがあります。
「言いにくい」の方は、相手に対して、口にするときに、躊躇ってしまうことです。
「言いづらい」と「言いにくい」の使い方の違い
この項目においては、「言いづらい」と「言いにくい」の使い方の違いを説明します。
「言いづらい」を使う場合は、対象とされる内容を、相手に伝えるときに、精神的に辛い際に使われます。
「言いにくい」を使うときは、どちらかと言いますと、友人や知人に対して伝えるときに、躊躇ってしまうときに使うことが多いのです。
それぞれの使い方を取り上げます。
前者の使い方
「非常に言いづらいが、このビジネスモデルは、すぐにどん詰まりなってしまうと思います」
「命令を伝えるときに、言いづらいことがあっても、伝えることが軍人なのだ」
後者の使い方
「言いにくいセリフを任されてしまったので、練習しよう」
「とても言いにくいのだが、旦那さんは浮気しているようです」
「言いづらい」を使った例文
ここでは「言いづらい」を使った例文を書いていきます。
・『言いづらいことを言ったあとは、とても悲しい気持ちになってしまう』
・『言いづらいことでも、言わないことには、何も始まらないのも事実なんだ』
・『とても言いづらいことだが、余命は半年だ』
・『言いづらいことを伝えるときは、前置きをしながら伝えるようにすることで、苦痛が和らぐだろう』
・『言いづらいが、今の音楽は、音そのものが悪いと思います』
「言いにくい」を使った例文
最後の項目においては、「言いにくい」を使った例文を書きます。
・『父親には言いにくいが、父親にお金を用立ててもらおうと思います』
・『同僚が仕事できない。本人には、言いにくいので、上司に相談してみよう』
・『言いにくい単語がある』
・『言いにくいことだけど、利益にならないことは、一切興味がありません』
・『言いにくいときは、誰かに仲を取り持ってもらう方法も、考える必要があります』
まとめ
まとめとして、「言いづらい」の場合は、対象になる内容を相手に伝えるときに、精神的に辛いことです。
また、「言いにくい」とは、相手に伝える際に、躊躇いの気持ちを持ってしまうことになります。