この記事では、「言動」と「振る舞い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「言動」とは?
「言動」は「げんどう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「人前で言ったり、したりすること」という意味で、他の人がいるところで、話したりやったりすることを言います。
2つ目は「普段言っていることと、していること」という意味で、人が普段から話していることと、やっていることを比較した言葉です。
上記に共通するのは「言葉と行動」という意味です。
「言」は「いう」とも読み「言葉」という意味、「動」は「うごく」とも読み「身振り」という意味、「言動」で「言葉と身振り」になります。
「言動」の使い方
「言動」は「人前で言ったり、したりすること」「普段言っていることと、していること」という意味で使われます。
名詞として動詞を伴い「言動をする・した」「言動を慎む・慎んだ」「差別的言動」などと使われます。
基本的に、その人が言うこととすることに対して使われる言葉です。
「振る舞い」とは?
「振る舞い」は「ふるまい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「人の態度や行い」という意味で、普段その人がその様な態度を取っているかということを言います。
2つ目は「人にごちそうすること」という意味で、人に対して食事を提供したりしてもてなすことを言います。
3つ目は「特定条件における物の動き」という意味で、ある条件でものにどの様な変化が起きるかということを言います。
上記に共通するのは「動く」という意味です。
「振る」は「音楽などに合わせて軽やかに動く」という意味、「舞う」は「くるくる回る」という意味、「振る舞う」で、「軽やかにくるくる回ること」から転じて、「色々な行動をすること」という意味で使われる様になりました。
「振る舞い」の使い方
「振る舞い」は「人の態度や行い」「人にごちそうすること」「特定条件における物の動き」という意味で使われます。
名詞として「振る舞いが良い・悪い」「振る舞いが美しい・美しくない」などと使われます。
基本的に、他人の前でその人が見せる態度や、人をもてなすことに使われる言葉です。
「言動」と「振る舞い」の違い
「言動」は「その人が言うこととすること」という意味です。
「振る舞い」は「他人の前でその人が見せる態度」「人をもてなすこと」という意味です。
「言動」の例文
・『彼の言動はいまいち信用できない』
・『社内での軽率な言動は慎んでほしい』
・『彼の言動は影響力が大きいので注目されている』
・『子供の言動は意味不明なことが多い』
「振る舞い」の例文
・『パーティーでの彼女の振る舞いは立派だった』
・『私はどうしても人前ではおどけて振る舞ってしまう』
・『師匠は立ち居振る舞いに品がある』
・『彼はギャンブルで大当たりをしたので、友人に大判振る舞いをした』
まとめ
今回は「言動」と「振る舞い」について紹介しました。
「言動」は「言うこと・すること」、「振る舞い」は「態度・おもてなし」と覚えておきましょう。