この記事では、「設置」と「置く」の違いを分かりやすく説明していきます。
「設置」とは?
「設置」は仕掛けがあるものを固定し取り付けることや地面に取り付けることを意味する言葉です。
ここでいう仕掛けは、罠であったり、エアコンのような家電であったりと様々で固定することで初めて動作するものを意味します。
「設置」の使い方
「設置」は固定をすることで初めて機能するものに使う言葉です。
例えば「罠を設置する」は罠を固定化することで初めて機能することを意味し,「罠を置く」では罠を地面に放っているだけであると解釈し使い方が異なるのです。
「置く」とは?
「置く」はその名の通り地面やどこでもよいのでとりあえず「置く」ことです。
「置く」は放っておくことも「置く」と呼び捨て置くという言葉は、放っておくという意味です。
「置く」の使い方
「置く」はとりあえず放っておいても大丈夫なものに使用したり、とりあえず地面などに転ばせておくという表現に使用します。
「置く」は広い意味でどこでもよいので転がせておくことに使用するので固定をする必要性は皆無です。
「設置」と「置く」の違い
「設置」は固定を必要とした取り付け行為を指しますが、「置く」はとりあえずその辺に転がしておくことを指すため、違いは固定をするかしないかです。
固定を必要とする物は「設置」で「置く」とした場合あ、固定をしてませんので自由に動かすことができます。
「設置」の例文
・『爆弾を設置した』
この例文は爆弾を固定化したと解釈します。
「設置」は固定を必要とする取り付け行為であるため、この場合、爆弾を取り付けたことを指します。
これを、爆弾を「置いた」とした場合、固定化してはいませんがとりあえずどこかにおいてきたことは周囲に理解していただくことが可能です。
・『エアコンの室外機の設置完了しました。』
この例文はエアコン室外機を動かないよう固定化したうえで取り付けたという意味です。
「設置」の固定をするという意味を持つ言葉を用いている点が注目すべき点です。
「置く」の例文
・『とりあえずその銃を置くように』
この例文は拳銃を所持した人物に対して、銃をどこかそこら辺に転がすよう促しています。
固定を必要としていない文章であるため、「置く」を用いるのが正しい表現です。
・『どこにも置く場所がないです。』
この例文は対象者がどこにも対象物を転がしておくことが出来る場所がないという文章です。
この例文の場合、場所がないことが注目点で、転がしておいて置く場所がないという表現です。
まとめ
「設置」と「置く」ですが、「設置」は固定を必要とする取り付け行為そのものを意味しますが、「置く」はとても広い意味で対象物を転がしておいておくことを意味します。
固定をしていない点が「置く」で対象となったものは固定をしておらず容易に持ち去ることが出来るという点もこの言葉のニュアンスになります。