「認定こども園」と「認可保育園」の違いとは?分かりやすく解釈

「認定こども園」と「認可保育園」の違い違い

この記事では、「認定こども園」「認可保育園」の違いを分かりやすく説明していきます。

「認定こども園」とは?

「認定こども園」は、「認可保育園」の延長線上の保育園のことで実質、「認可保育園」です。

ですが、「認定こども園」は、3歳以上の児童も保育園に入ることができ、保育園と幼稚園の両方の機能を備えています。

何故、このようなことが起きたのかについては、戦後に発足した、「認可保育園」という制度がだんだんと日本の社会構造にあわなくなり、急きょ生み出された新しい許可制度が、「認定こども園」になり、3歳以上の児童を預かる施設として機能する保育園を生み出したのです。


「認可保育園」とは?

「認可保育園」は、行政が作ったルールに従い、運営されている保育園になり、将来的に国に利益を生むという名目で管理運営されている保育園です。

「認定保育園」は、3歳児未満までを入園可能としており、就学までを預かるという仕組みになり、入園は親が両者とも共働きでなければなりません。


「認定こども園」と「認可保育園」の違い

「認定こども園」「認可保育園」の違いは両親が共働きで入ることができるかとそうではないか、3歳未満しか入園できないかどうかです。

「認定こども園」の例文

・『認定こども園としての運営許可が下りる』

この例は、保育園が無事に「認定こども園」として運営してよい許可が下りたという例です。

何故、「認可保育園」ではいけないのかについては、「認可保育園」の場合、両親が共働きであることを条件としたり、3歳未満という条件があるため地域によっては中々条件に合わないというおことで利用者が伸び悩むという理由から「認定こども園」として運営許可を得て3歳児以上の児童を獲得しようとしているのです。

「認可保育園」の例文

・『認可保育園としての運営許可を取り消された』

この例は、「認可保育園」として活動する許可を行政に取り消されたという例になります。

何故、このようなことが起きるかですが、一つは、保育園の収支がマイナスである場合、行政側は国に利益を与えるだけの十分な教育を行う期間ではないとみなし、それを良しとしないことの他、十分な行政が定めた安全基準に合格すらしていないなどの他、職員の質などを周囲の住民から聞き出すなどでよい評判がないなどがあった場合、行政は認可と名乗り、保育園を運営する運営許可を取り消します。

これは当たり前で、要は、行政側は、自分たちの管理に従わなないそして評判が悪い物に対して行政が許したとして保育園を営業させることを許さないというわけです。

まとめ

「認定こども園」「認可保育園」の違いは、入園できる子供の年齢が3歳未満でないといけないか、両親が共働きでないといけないかです。

「認定こども園」「認可こども園」は実質は同じ施設ですが、「認定こども園」側は、両親が共働きである必要性はなく、仕事をしていない両親でも入園可能で、かつ3歳以上でも入園を可能としていますが就学可能な年齢は不可になります。

両者とも、行政が運営に関して関与していますので、許可の取り消しが起こり得るため、許可が取り消された園については、行政の指導に従わなかった、ということです。

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