この記事では、「認識」と「判断」の違いを分かりやすく説明していきます。
「認識」とは?
「認識」とは、ある物事をよく知り、そのものの本質や意味を理解すること、またその心の働きのことや、存在を認めることを意味します。
「認識」の類語は「認知」です。
「認知」には、ある物事をはっきりと認めるという意味があります。
「認識」と「認知」を比べると、「認識」の方が物事の本質をより深く理解していることを表しています。
「認」は、見きわめる、見わけるという意味がある漢字です。
見きわめるとは、十分に確認すること、物事の奥深くまで理解することを意味します。
「識」は、考える、さとる、物事の道理を見きわめるという意味がある漢字です。
「判断」とは?
「判断」には、物事を決めることという意味があります。
物事の真偽や善悪を十分に検討して、自分の考えで定めることを意味します。
何も考えずに決めてしまうのではなく、十分な検討がされています。
「判断」に意味が似ている言葉に「断定」があります。
「断定」は決めつけるような物事の決め方ですが、「判断」は決めつけではなく、十分に物事の内容を見きわめて、考えを決めています。
「認識」と「判断」の違い
「認識」は存在を認めること、そのものの本質を理解することです。
「判断」は、そのものの審議や善悪などを十分に見きわめて、自分の考えを定めることを意味します。
決めつけではありません。
「認識」は認めたり、理解したりすることで、「判断」とは異なり自分の考えを定めているのではないです。
まとめ
「認識」は本質を理解することです。
本質を理解しているからこそ、物事を「判断」できるといえるでしょう。