この記事では、「課金」と「ギャンブル」の違いの違いを分かりやすく説明していきます。
「課金」とは?
「課金」【かきん】とは、サービス等の提供者がサービスの利用者から料金を徴収すること、またはそのお金のことです。
「課金」はお金を課することで、言い換えると「お金の支払いを引き受けさせる」ということになります。
つまり、サービスの提供者が利用者にお金を払わせる行為を表します。
具体的には、電気、ガス、電話料金などのサービスを提供する際、対価として利用者に使用料金を請求することです。
その際、料金の支払いを課すことは「課金する」と表します。
近年は「課金」といえば、ゲームなどのコンテンツで利用者が料金を払うことがイメージされるようになりました。
その際、支払いを課すのはサービスの提供者ですが、支払いを課すことは「課金させる」と使役形で表され、逆に利用者が料金を支払うことが「課金する」と呼ばれます。
この場合の「課金する」とは、ゲーム内のアイテムが一部有料になっており、有料のアイテムを利用するとゲームが有利に進められるため、利用者が自分の意志でアイテムを購入することを指します。
対象になるアイテムやサービスは、思わず購入したくなるような特別感があり「課金」にはまって多額のお金をつぎ込んでしまうケースも少なくありません。
ゲームの高額な「課金」がやめられないケースについては、一種の依存症と指摘する声も聞かれています。
「ギャンブル」とは?
「ギャンブル」とは、遊戯する時にお金を賭けること、日本語の「賭博」【とばく】のことです。
また、利益を失う危険性があることの例えに用いられます。
ルールは、遊戯の参加者が金品をかけて勝負をおこない、勝者は賭けられた金品を取得し、敗者は賭けた金品を失うというものです。
よく知られるものには賭け麻雀、賭けポーカー、レースなどがあります。
商業化された「ギャンブル」にはパチンコ、カジノ、競馬などがあり、日本ではくじ、競馬や競輪などが公営の「ギャンブル」として運営されています。
「ギャンブル」は運が良ければ一瞬で大金が得られるため、愛好者を魅了します。
ただし勝った時の快感が忘れられず、負けても損失を取り返そうとして勝つまで「ギャンブル」を繰り返し、財産を失ってしまう人が後を絶ちません。
「ギャンブル」がやめられず生活に支障をきたす「ギャンブル依存症」「ギャンブル障害」も深刻な問題となっています。
また「ギャンブル」以外の場面でも、一か八かで大きな損害の出るリスクが高い状況は「ギャンブル性がある」と表現されます。
「課金」と「ギャンブル」の違いの違い
「課金」と「ギャンブル」の違いの違いを、分かりやすく解説します。
「課金」はサービスの料金を支払わせること、またはゲームなどコンテンツの利用者が有料サービスを購入する行為を指します。
「ギャンブル」は遊戯する時にお金を賭けることです。
ゲームの「課金」は「ギャンブル」同様に高額のお金をつぎ込みやすいことから、依存性やギャンブル性がある、と指摘されることがあります。
「課金」が「ギャンブル」と違うのは、お金を賭けていないところです。
「課金」は払った分だけ対価が得られ ますが「ギャンブル」は負ければ払ったお金の対価は得られません。
まとめ
ゲームの「課金」はのめり込みやすいことから「ギャンブル」と性質が似ていると示唆されることがあります。
「課金」は、賭け事ではない点が「ギャンブル」と違うということは理解しておきましょう。