「調教師」と「厩務員」の違いとは?分かりやすく解釈

「調教師」と「厩務員」の違い違い

この記事では、「調教師」「厩務員」の違いを分かりやすく説明していきます。

「調教師」とは?

動物を訓練する人です。

犬・イルカ・馬など、訓練する動物はさまざまで、動物によって訓練の仕方が違います。

「調教師」というと、競走馬を訓練する人を指す場合が多いです。

犬場合はドッグトレーナー、イルカの場合はドルフィントレーナーなどということがあります。

ここでは、競走馬の「調教師」について説明をします。

日本の場合は、調教師試験が実施され、試験に合格すると免許を取得できます。

この免許は国家資格です。

中央競馬の場合は日本中央競馬会から、地方競馬では地方競馬全国協会から、免許を取得する必要があります。

すぐに「調教師」として仕事をするのではなく、別の「調教師」のもとで研修を積むのが一般的です。

仕事内容は主に、馬主から預かった競走馬を訓練・管理し、よいコンディションでレースに出場させることです。


「調教師」の使い方

競走馬の訓練・飼育管理をしている人を指して使用をします。

その他の動物を訓練する人もおり、この場合はドッグトレーナー、盲導犬訓練士、ドルフィントレーナーなどということがあります。


「厩務員」とは?

厩舎で競走馬の世話をする人のことです。

中央競馬と地方競馬で扱い方が異なります。

中央競馬の場合は、競馬学校で厩務員課程を経ることが必要です。

卒業後、所属する厩舎が決定をします。

地方競馬では、こういった課程を経る必要はありませんしかし、いきなり「厩務員」として雇ってもらえることは少なく、牧場などでの経験を積んでから仕事に就くことが少なくないようです。

この人は調教師の指示のものと馬の世話を行います。

具体的には、厩舎の管理、馬の健康管理、飼料の管理、調教の準備などを行います。

自らが馬に乗って調教することはありませんが、調教厩務員の資格を取得すれば担当する馬の調教騎乗ができます。

「厩務員」の使い方

厩舎で競走馬の世話をする人を指して使用する言葉です。

牧場や動物園などでも馬の世話をする人はいますが、この人たちのことを指して、この名で呼ぶことは少ないです。

「調教師」と「厩務員」の違い

どちらも競走馬にかかわる人ですが、競走馬とのかかわり方に違いがあります。

前者は、競走馬の訓練や飼育管理をする人です。

後者は、世話をする人で訓練は行いません。

ただし、調教厩務員の資格を取得すれば、調教騎乗ができます。

「調教師」の例文

・『調教師になるための試験を受ける』

・『父は調教師をしている』

・『調教師になって5年目』

・『知り合いに調教師がいる』

「厩務員」の例文

・『なぜ、厩務員になろうと思ったのですか?』

・『厩務員をやらないかと声をかけられた』

・『厩務員として働きたい』

・『厩務員になるにはどうしたらいいのだろう?』

まとめ

どちらも競走馬とかかわりのある人ですが、訓練をする人、世話をする人と、馬とのかかわり方が違います。

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