「負けるが勝ち」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「負けるが勝ち」とは?意味と使い方

勝負を挑む際には色々な戦法がありますが、中には負けることを前提にしている高度なものも存在します。

有名なものとしては「負けるが勝ち」というものがあり、これは最終的には勝利することを目指す戦法です。

この記事では、「負けるが勝ち」の意味を分かりやすく説明していきます。

「負けるが勝ち」の意味とは?

「負けるが勝ち」は『江戸いろはがるた』に書かれた言葉であり、一旦目の前の勝負は負けることで態勢を立て直すことをすると、後々の勝利へと繋がることが多いという意味があります。

これはよくことわざとして使われることが多く、敢えて最初の戦いは負けることで相手に譲り争わないというスタンスを取り、その後油断した敵を叩くことにより勝利するという戦略なのです。


「負けるが勝ち」の概要

「負けるが勝ち」という言葉は、目の前の戦いではわざと負けることにより相手を立てさせる効果や、勝ちを譲ったということで信頼関係を築くことなど副次的な効果が多くあるのが特徴です。

「負けるが勝ち」という戦略は確信的にするパターンもあれば、偶然負けたことが結果的に良い方向に進み勝利への鍵となるというパターンもあります。

戦争では大きく攻めればそれだけ両方に負担や疲弊が生じますし、関係性の悪化や恨みなどを買う可能性が出てきます。

こういった単純な戦争のダメージ以外のものを考慮して目先の利益を一旦は捨てるのが「負けるが勝ち」というものであり、世界的な規模の戦争や紛争でもこのような考えで行動する集団は存在します。


「負けるが勝ち」の言葉の使い方や使われ方

「負けるが勝ち」という言葉は上述のように戦いや戦争において使われることが多い言葉でしたが、それ以外にも日常的な喧嘩や諍いに対しても使うことが可能です。

例えば恋人同士が喧嘩して双方譲らない状況の場合に、どちらか一方が折れて対話に持ち込むのも一種の「負けるが勝ち」と言えるでしょう。

「負けるが勝ち」の類義語としては「逃げるが勝ち」というものがありこちらも目の前の勝負は捨てて一旦逃げることにより、後々の展開に備えるという意味があります。

こちらの言葉の方が逃げるという言葉を使っているので、より戦わずして勝つというイメージが大きいのが特徴です。

「負けるが勝ち」を使った例文

・『あのガキ大将に逆らうのは到底無理なので、負けるが勝ちの精神でやり過ごそう』
・『当たって砕けろという戦法よりかは、負けるが勝ちの戦法の方が自分には合っているのだろう』
・『負けるが勝ち、あるいは戦略的な撤退はシミュレーションゲームでの重要な選択だ』

まとめ

戦争においては最終的に勝利すればいいことから、わざと負けるという戦略から非人道的な戦略まで色々な方法が取られます。

「負けるが勝ち」は比較的犠牲を抑える効果があるので、しっかりと用いればより効果的に勝利を得ることが可能です。

またこの言葉は日常生活の喧嘩などでも使えます。

意味と使い方
意味解説辞典