「賛否両論」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「賛否両論」とは?意味と使い方

この記事では、ネットニュースの見出しでも使われる「賛否両論」の意味を分かりやすく説明していきます。

「賛否両論」とは?意味

対象になる物事について賛成と反対の両方の意見があることを指します。

賛否両論の言葉自体には賛成と反対がどのような比率であることまでは判別できず、賛成50%反対50%であっても賛成90%反対10%であっても賛否両論ということが出来ます。

基本的には意見が入るような事柄で賛成のみ、反対のみという傾き方をすることがないこともあるため非常によく使われている言葉となっています。


「賛否両論」の概要

賛否両論あるという言葉にはいろいろな意見がありますという文章のキーポイントとして使われていますが、内訳をアンケートでとっていなくても使えてしまうため、ネットニュースの賛否両論あるという言葉はそれほど重視して書かれていないケースも多くなっており、抽出された意見を何個か記載するケースもありますが、こちらは公平性と文字数の関係から賛成ふたつ、反対ふたつくらいの意見が書かれることが多くなります。

この意見に関しては記者が目についたもの、インパクトがあるものを選ぶ傾向があり、「いいと思います」などというコメントが賛の意見として載る事はまずありません。

現実的な使われ方として賛否両論あるというケースは反対に寄っているまたは賛成によっているケースがあり得、フラットに意見が集まっているケースは少ないので注意が必要と言えます。

また、ネットニュースの記事での賛否両論はその物事に対してなにか書くほどの賛成意見、なにか書くほどの反対意見しか拾えない特性も注意すべき点と言えます。


「賛否両論」の言葉の使い方や使われ方

そのままいろいろな意見があったことを示す「賛否両論あった東京大会も一応の終了を迎えることが出来た」変化に対して他者がどう思うかを考える「デザインの変化には賛否両論ありそうだ」変化を示す「最初は賛否両論だったが徐々に賛成の意見が多くなった」などの使い方があります。

賛否両論の難しいところは比率がわからない状態で両方の意見があるところにとどまっているところで、それは当然ではないのかと見てしまいかねないところと言えます。

「賛否両論」の類語や言いかえ

そのままの言い換えとなる「いろいろな意見がある」「善し悪しがある」「 賛否を巻き起こす」や、もう少しはっきりと賛否の比率が分かれた「 賛否相半ば」「評価が二分される」「評価が分かれる」などが言い換えの言葉として使うことが出来ますが字数の短さで賛否両論は強みがあります。

まとめ

ネットのニュース上の賛否両論は賛否の比率がわからないものに関してはこういう意見があるというものだととらえる程度に留めたほうがよく、物事はどんなことでも賛否両論あるといえる部分があるところもこの言葉を頻発することの意義があるのかと思わせる難しい部分ではあります。

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