この記事では、「賞与」と「手当」の違いを分かりやすく説明していきます。
「賞与」とは?
「賞与」は「しょうよ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「役所や企業などで、夏冬など決まった時期に職員や従業員に与えられる、給与とは別のお金」という意味で、企業の給与規定に定められている、決まった時期に貰えるお金のことを言います。
2つ目は「その人の功労に対して贈る、ほうびとしての金品」という意味で、著しく功績を上げた人に対して特別に与える金品ことを言います。
3つ目は「企業の利益を従業員に還元する為に支払われる一時金」という意味で、その年に企業の売上が著しく増えた時に、従業員に対して特別に支払われるお金のことを言います。
上記に共通するのは「給与とは別に与えるお金」という意味です。
「賞与」の使い方
「賞与」は「役所や企業などで、夏冬など決まった時期に職員や従業員に与えられる、給与とは別のお金」「その人の功労に対して贈る、ほうびとしての金品」「企業の利益を従業員に還元する為に支払われる一時金」という意味で使われます。
名詞として「賞与が出る・出た」「賞与をもらう・もらった」などと使われます。
基本的に、企業が従業員に対して与える、毎月の給与以外の一時金に使われる言葉です。
「手当」とは?
「手当」は「てあて」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「病気やケガを処置すること」という意味で、病気やケガをした時に、悪化しない様に処置を施すことを言います。
2つ目は「労働の報酬として支払われるお金」という意味で、働いた分のお金として支払われるものを言います。
3つ目は「基本給の他に、諸費用として支払われるお金」という意味で、企業の給与規定で定められている、基本給に上乗せする分のお金のことを言います。
4つ目は「心付け」という意味で、相手に対してご祝儀やごほうびとして与える金瀬のことを言います。
上記に共通するのは「人手・または人手に対して充てる」という意味です。
「手当」の使い方
「手当」は「病気やケガを処置すること」「労働の報酬として支払われるお金」「基本給の他に、諸費用として支払われるお金」「心付け」という意味で使われます。
名詞として「手当する・した」「手当が出る・出た」「手当をもらう・もらった」「営業手当」「残業手当」などと使われます。
基本的に、人手に関することで、病気やケガを処置することや、労働の報酬として貰えるお金に使われる言葉です。
「賞与」と「手当」の違い
「賞与」は「企業が従業員に対して与える、毎月の給与以外の一時金」という意味です。
「手当」は「病気やケガを処置すること」「労働の報酬として貰えるお金」という意味です。
「賞与」の例文
・『今年は不況の為、賞与はない』
・『業績が良くてアルバイトにも賞与が出る』
・『彼女は賞与を全てブランド品に使う予定だ』
・『賞与が出ても家のローンで消えていく』
「手当」の例文
・『ケガをしたがすぐに手当てをしてもらえた』
・『アルバイトの手当てではとても暮らせない』
・『残業手当でローンが払える』
・『海外でホテルのボーイに手当をはずむ』
まとめ
今回は「賞与」と「手当」について紹介しました。
「賞与」は「給与以外の一時金」、「手当」は「労働に対する報酬」と覚えておきましょう。