この記事では、「赤カブ」と「ラディッシュ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「赤カブ」とは?
「赤カブ」とは、皮の色が赤色や赤紫色をしているカブを指します。
色合いや、赤色をした部位の範囲まで、その見た目は様々です。
伝統野菜として育てられていることが多く、山形の「温海かぶ」、岐阜の「飛騨紅かぶ」が代表的な品種です。
「ラディッシュ」とは?
「ラディッシュ」とは、ハツカダイコン(二十日大根)のことです。
「赤カブ」と「ラディッシュ」の違い
「赤カブ」と「ラディッシュ」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つは、見た目は似ていますが、野菜としての種類が全く違います。
「赤カブ」はカブ(アブラナ科アブラナ属)の野菜です。
一方の「ラディッシュ」は、カブのような見た目ですが、大根(アブラナ科ダイコン属)なのです。
和名が「二十日大根」であるところからも、大根の仲間であることが分かります。
また、「ラディッシュ」という英単語自体が、大根という意味を持っています。
もともとカブと大根じたいが、見た目だけでは実は違いを捉えづらい野菜となっています。
丸型の大根もあれば、円筒形のカブもあります。
大根とカブの判別方法のひとつが、葉の形状を観察する、というものです。
ラディッシュの葉はギザギザとした形状をしており、大根の葉と同一です。
カブの葉は大根よりも直線状になっています。
また、ラディッシュは必ずしも赤色とは限りません。
白いラディッシュも存在しています。
日本では、小型の大根を総称して「ラディッシュ」と呼んでいるのです。
まとめ
「赤カブ」と「ラディッシュ」は、野菜としての種類が異なります。
「赤カブ」はカブ類ですが、「ラディッシュ」は大根の仲間です。