「足場鳶」と「鉄骨鳶」の違いとは?分かりやすく解釈

「足場鳶」と「鉄骨鳶」の違いとは?違い

建設現場で欠かす事ができない重要な役割を果たしているのが、鳶職という仕事。

その中で「足場鳶」「鉄骨鳶」という種類があるのですが、どのような仕事内容でしょうか?

そこでこの記事では、「足場鳶」「鉄骨鳶」の違いを分かりやすく説明していきます。

「足場鳶」とは?

「あしばとび」という読み方になる「足場鳶」は、「マンションや住宅やどの工事現場で使われている足場を組み上げていく仕事」「そのような仕事をされている人」です。


「鉄骨鳶」とは?

「てっこつとび」と呼ばれる「鉄骨鳶」「ビルやマンションなどの建設現場で鉄骨をくみ上げていく職種」、あるいは「そのような仕事している人」を指しています。

具体的にはマンション・ビルなどの建設現場で鉄骨にボルトをはめていながら構造物の基盤となる骨格を作り上げていく仕事をしています。


「足場鳶」と「鉄骨鳶」の違い

ここで「足場鳶」「鉄骨鳶」の意味の違いを整理してみましょう。

「足場鳶」とは「住宅やマンションなどの工事現場で使われる足場を組み上げていく仕事」ということでした。

「足場鳶」が組んでいく足場の出来具合いによっては、その後に続く建設作業のペースが大きく変わっていきます。

そのために足場の良し悪しが建設工期全体に大きな影響を与えていくのです。

足場の組み方によっては工事の作業効率が低下してしまう可能性もあるので、慎重に足場を組む必要があるわけです。

一方の「鉄骨鳶」「建設現場で鉄骨を扱った作業」を行っています。

主にマンション・ビルなどの建設現場において、鉄骨とボルトを用いながらベースとなる組みを組み上げていきます。

このように「足場鳶」「鉄骨鳶」ともに「鳶職(とびしょく)の種類であり、それぞれの仕事を担当しているのです。

特に鳶職の中で「足場鳶」の仕事は、建設現場で欠かすことができない仕事であり、足場を組み、建設後には足場解体まで行うために「鳶に始まり鳶に終わる」とまで言われているのです。

それだけに建築の工事においては重要な役割を担っていると言ってもいいでしょう。

「足場鳶」の例文

では、ここで「足場鳶」の例文を見て行きましょう ・『俺は高校を卒業して足場鳶の仕事をしているんだ。もう10年にもなるので、後輩たちも指導しているよ』
・『足場鳶は高所作業になるから、一瞬たりとも気をぬけないんだ。それだけやりがいもあるけどね』

「鉄骨鳶」の例文

「鉄骨鳶」の例文では、どのような文があるでしょうか。

・『私は女性だけど鳶職に憧れて、今は鉄骨鳶の仕事をしているんです。周りは男性の先輩たちばかりだけど、みんな優しいですね』
・『鉄骨鳶の仕事をしてもう5年になるけど本当にやりがいのある仕事だよ』

まとめ

ここまで「足場鳶」「鉄骨鳶」の意味や違いを説明してきました。

建設現場は欠かすことのできない「足場鳶」「鉄骨鳶」です。

普段の生活の中ではこの方々の存在を意識することは少ないかもしれませんが、彼らのおかげで大きなビルができ上っていることが分かります。

しかも、危険と両隣りの仕事だけに気を抜くことができない真剣勝負の連続の厳しい仕事ではないでしょうか? 彼らに本当に感謝の気持ちが絶えません。

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