「身に沁みる」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「身に沁みる」

「みにしみる」という読み方をする「身に沁みる」という言葉の意味を知っている人は、どれほどいるでしょうか?普通に生活している中でも、よく耳にする言葉の1つですが、詳しい意味を理解しないままに使っている人も少なくないと思います。

この言葉には、どのような意味があり、どんな時に使われるのか、見ていくことにしましょう。

「身に沁みる」の意味

「身に沁みる」とは、「何か物事に対して深く感じること」「しみじみと感銘を受ける」という意味がある他に、「秋の冷気などが痛切に感じられる」という季節感を表す場合でも用いられる言葉です。

「身に沁みる」の言葉の使い方

「身に沁みる」という言葉を使う場面としては、何か人の優しさや配慮にふれた時に心から感動する時の心情を指していたり、冷たい風に肌がさらされて、寒く感じるような場合に使われます。

「身に沁みる」を使った例文・短文(解釈)

では、ここから「身に沁みる」を使った例文を見ていくことにしましょう。

「身に沁みる」の例文1

「お祝いの席で大事なスピーチをしなくてはならないことを身に沁みて知っているつもりだったのですが、思わず余計なことを口走ったことを悔やんでいる」

結婚披露宴や何かの受賞記念式など、晴れやかなイベントやパーティーの時のスピーチは、とても大事な場面であることは言うまでもありませんが、そのことを「身に沁みる」ほど理解しているつもりなのに、口を滑らして言わなくてもいい余計なことを話してしまいひんしゅくを買ってしまった場面です。

恐らくアルコールが入りすぎ、つい気が緩んでしまったのかもしれませんね。

「身に沁みる」の例文2

「彼らの親切は身に沁みたのですが、その中で役に立ちそうなものは、あまりなかったのです」

人の思いやりや配慮とは、とてもありがたいもので、「身に沁みる」ほどに心から感謝することでしょう。

しかし、人の気持ちが残念ながら、全くピント外れで自分のとっては、あまり役にたたないようなことも少なくありません。

ただ、人の思いがあるだけに、露骨に嫌な顔ができないことが難しいことかもしれません。

「身に沁みる」の例文3

「こんなことを毎日やっている田中さんの仕事の生活の大変さが身に染みたのです」

普段から慌ただしくバタバタと働いていた田中さん。

「あの人は、どうしてあんなにいつもバタバタとしているのだろう?」と思っていたのですが、いざ彼が健康を害して、長期の入院を余儀なくされて、職場の同僚や後輩達が、田中さんの代理で仕事をこなしてしたのです。

しかし、彼がいなくなって初めて、バタバタとしていたことが、分かったのです。

そう、誰も簡単にできるような仕事ではなく、彼の高いスキルがあったからこそなし得た仕事だったわけです。

普通の企業であったなら、このような場面が起こっても、組織として対応するので、マニュアルが整備されているはずです。

しかし、1人の社員が倒れたことで、周りの社員が慌てふためくということは、企業としても危機管理ができていないことを物語っています。

「身に沁みる」の例文4

「この夏は、終戦記念日の時に、昔の映像を見て、いかに戦争が悲しい者なのかと身に沁みて感じました」

もう終戦から70年以上も経ち、当時の厳しい環境を覚えている人が段々と少なくなってきました。

戦争の悲惨は語り継げる人がいなくなりつつある中で、後は、残された戦争の記録を見るしかありません。

それでも平和慣れした若い世代の人達は、その映像を見て、とても悲しく辛い時代だったことを「身に沁みる」くらいに感じたのです。

このように「身に沁みる」という言葉は、感謝など人の優しさだけでなく、時代の厳しさや悲しさなど、時代の環境に対しても使われることがあります。

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