この記事では、「途端」と「瞬間」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
それでは「途端」の意味から見てみましょう。
「途端」とは?
最初に「途端」の意味をご説明致します。
「途端」(とたん)の場合は、対象になることが行われた、一瞬を指します。
また、直後のことを表現する際にも使われます。
「瞬間」とは?
次に「瞬間」の意味を解説していきます。
「瞬間」(しゅんかん)の方は、非常に短い時間を表しております。
他の表現としては、「瞬く間に」や「一瞬のうちに」などがあります。
「途端」と「瞬間」の違いとは?
ここでは「途端」と「瞬間」の違いを取り上げてみましょう。
「途端」の方は、対象になることが行われた際の、瞬間を表しているのです。
また、終わって間もないときなども指しております。
「瞬間」の場合は、短い時間を表しております。
その他に、「一瞬」や「瞬く間」などの表し方になることもあります。
「途端」と「瞬間」の使い方の違い
この項目においては、「途端」と「瞬間」の使い方の違いを説明します。
「途端」を使うときは、あることが行われた瞬間や、終わってすぐあとのことを指すときに使います。
「瞬間」を使う場合、非常に短い時間を指すときや、一瞬の出来事などについて、使えます。
それぞれの使い方を見てみましょう。
前者の使い方
「気を抜いた途端、皿を床に落としてしまった」
「激辛ラーメンを食べた途端、耐えられずに水を一気飲みしました」
後者の使い方
「彼が来た瞬間に胸がドキドキする。恋をしているのかもしれない」
「ドラムの音を聴く瞬間が幸せだ」
「途端」を使った例文
ここでは「途端」を使った例文を書いていきます。
・『お金持ちになった途端、態度が大きくなってしまいした。彼には幻滅し、悲しくなった』
・『パソコンを購入した途端、スマホには興味が全くなくなってしまいました』
・『サプリメントを飲んだ途端、お腹が痛くなってきてしまいました』
・『彼は仕事になると途端に、仕事人間になる』
・『3日間、何も食べていませんでした。そこで先ほど食事をした途端に、力が沸いてきました』
「瞬間」を使った例文
最後の項目においては、「瞬間」を使った例文を書きます。
・『彼女を見た瞬間、一目惚れをしてしまった自分がいました』
・『瞬間接着剤を使い、壊れていた部分を修理しました』
・『フェラーリを見た瞬間に、アドレナリンが脳内で暴れているのが分かりました。やっぱりカッコイイ車は、いいものです』
・『戦後70年以上が経過しましたが、敵機を撃墜した瞬間を忘れることはできません』
・『犯人が犯した罪の、決定的瞬間を捉えた映像があります』
まとめ
まとめとして「途端」とは、対象になる事柄が行われた瞬間を表しております。
また、そのことが行われた、すぐあとのことを指すときにも使われるのです。
そして「瞬間」とは、非常に短い時間を指しております。
他には、「瞬く間」や「一瞬」ということも、表す言葉となります。