この記事では、「通信制高校」と「定時制高校」の違いを分かりやすく説明していきます。
「通信制高校」とは?
「通信制高校」とは、通信や郵送などによって教育を行う高校を意味します。
授業は主にインターネットで配信される授業の閲覧やレポート、宿題、課題の提出などで単位を取得するものとなります。
また、「通信制高校」の場合、一度も通学する必要がないと思われがちですが、そんなことはありません。
「通信制高校」では、スクーリング授業というものが取り入れられており、週に数回、年に数回、など各「通信制高校」が指定する回数、学校に投稿しなければいけません。
言い換えれば、このスクーリング授業に指定された日以外は学校に登校せずに単位を取得することができるのです。
「通信制高校」の場合、学年制ではなく単位制が取り入れられており、卒業するためには74単位の取得が必要です。
「通信制高校」に通うメリットは、働きながらでも好きな時間に無理なく高校卒業資格を得ることができる点です。
一方、自分ひとりで勉強を進めなければいけないといった努力、根性が必要となる点がデメリットになります。
「定時制高校」とは?
「定時制高校」とは、夜間に通う高校を意味します。
全日制高校と同じく高校に通い、教室で授業を受けるものとなり、週5日高校に通うことになります。
一般的な授業と同じく教室での対面授業、課題の提出などがあります。
「定時制高校」には、学年制と単位制があり、各「定時制高校」によって異なります。
このように「定時制高校」は、全日制高校と何ら変わらず、単に学校に通う時間が夜だという点のみの違いです。
この違いによって、働きながらでも高校に通うことが可能となります。
この点が「定時制高校」のメリットです。
その一方、1日に確保できる授業時間が限られてしまうことにより、卒業までに4年かかってしまう点がデメリットとなります。
「通信制高校」と「定時制高校」の違い
「通信制高校」と「定時制高校」において、共通点は働きながらでも高校に通うことができるといった点です。
それ以外に共通点はなく、「通信制高校」は主に自宅学習で高校に通うのは年に数回程度といった場合もあります。
一方、「定時制高校」は教室での対面授業が基本です。
また、「通信制高校」の場合、単位制となりますが、「定時制高校」の場合は、単位制と学年制から選ぶことが可能です。
このようなことから、自分の好きな時間に学びたい。
人とあまり接したくない。
といった人が「通信制高校」を選ぶ傾向にあり、働きながら教室で授業を受け学びたいという人は「定時制高校」を選ぶ傾向にあります。
まとめ
「通信制高校」と「定時制高校」には、以上のような違いがあります。
「通信制高校」の場合、遠方でも問題なく高校選びを行うことができる場合がありますが、「定時制高校」の場合は毎日通うことになるため、場所選びも重要です。